フランク・ランジェラ
米ニュージャージー州出身。ニューヨークのシラキュース大学でドラマを専攻し、1959年に卒業する。舞台でキャリアを積む傍らTVドラマに出演し、70年「わが愛は消え去りて」で映画デビュー。
75年、ブロードウェイ作品「Seascape」の演技で高い評価を得る。人気作家エドワード・ゴーリー製作の舞台「ドラキュラ」で主演を務め、79年の映画版にも出演し、同作で国際的な注目を集めた。以降も舞台に軸足を置きつつ、「マスターズ 超空の霸者」(87)、「デーヴ」(93)などの映画に出演。07年、舞台「フロスト×ニクソン」のリチャード・ニクソン元大統領役で賞賛され、翌年の映画版でも同役を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。
近年の映画出演作に「はじまりへの旅」(16)、「シカゴ7裁判」(20)など。男優では最多(21年時点)となる4度のトニー賞受賞歴を持ち、ブロードウェイを中心に長く活躍を続けている。