ビル・ナイ
英サリー州出身。文筆家を志すが挫折し、当時の恋人の助言で演劇学校に通う。
1970年代半ばから俳優として活動を始め、「リトル・プリンス」(80)で本格的にスクリーンデビュー。TVドラマを中心に出演していたが、リチャード・カーティス監督の「ラブ・アクチュアリー」(03)で注目を集め、以降は「アンダーワールド」シリーズ(03、06、09)や「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」(06)のデイビー・ジョーンズ役など大作にも出演する。
カーティス監督とタッグを組んだ「パイレーツ・ロック」(09)や「アバウト・タイム 愛おしい時間について」(13)、「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(11)、「幸せの答え合わせ」(18)などで個性派俳優として存在感を発揮。黒澤明監督作「生きる」をカズオ・イシグロの脚本でリメイクした「生きる LIVING」(22)で、アカデミー主演男優賞に初ノミネートされた。