奈良橋陽子
父親が外交官のため、子ども時代をカナダのモントリオールとオタワで過ごす。大学卒業後、米ニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスで演劇を学び、舞台演出家としてキャリアをスタート。74年、演劇を通して英語を学ぶ「モデル・ランゲージ・スタジオ」の設立に参加。75年にデビューしたロックバンド「ゴダイゴ」の共同プロデュースに携わり、代表曲「ガンダーラ」「モンキー・マジック」などで作詞を担当した。88年に演出した舞台「The Winds of God」は国連芸術賞を受賞し、同作を映画化した「WINDS OF GOD」(95)で監督デビュー、日本映画批評家大賞の最優秀新人監督賞を受賞した。82年に設立した製作・マネージメント会社UPSでは、海外の映像作品のキャスティングや製作を担当し、「太陽の帝国」(87)、「ラスト サムライ」(03)、「SAYURI」(05)、「バベル」(06)、「終戦のエンペラー」「47 RONIN」(13)などでキャスティングディレクターを務める。