ホーム >
作品情報 >
映画「手をつないでかえろうよ シャングリラの向こうで」 手をつないでかえろうよ シャングリラの向こうで 劇場公開日 2016年5月28日
解説 2015年5月に他界した俳優・今井雅之が原作・脚本・演出・主演を務めた舞台を映画化。同じく今井による舞台を映画化した「WINDS OF GOD」の奈良橋陽子監督が、今井自らが手がけた脚本をもとにメガホンをとる。軽度の知的障害を持つ真人は、中学校で特殊学級に入り差別やいじめに遭いながらも、同じ障害を抱える咲楽と惹かれあっていく。やがて2人は結婚するが、真人は咲楽を守るために罪を犯してしまう。咲楽と行くはずだった新婚旅行を思い描くように1人旅に出た真人は、車で伊勢神宮を目指す途中で、ヒッチハイクしていた女性・麗子と出会う。主人公・真人役に川平慈英。
2015年製作/107分/G/日本 配給:KATSU-do
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト 全てのスタッフ・キャストを見る
2016年6月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
天橋立や伊勢神宮(に見立てた某所)、父親の転居先、ラストシーンのトラックが走り去って行く遠景など、非常に美しい「絵」です。 映像に拘って撮影された映画であることは間違いないですが、丁寧に描いたが故にちょっと冗長になった部分もあるように思います。 麗子役のすみれさんのナチュラルな演技が良かったです。 麗子は不思議な存在です。咲楽の魂の具現なのか?時代を超えた女神なのか?ミステリアスな部分を残しながらも、ピュアな存在感がありました。 主人公=真人の免許証に記載されている住所が、今井雅之氏の名前のアナグラムになっているのを発見。ちょっとした遊び心だと思いますが、今井氏も映画に参加されているようで、制作側の想いが伝わりました。
この作品は、昨年亡くなった今井雅之さんが舞台用に書き下ろした原作である。 なるほど、舞台なら感動する内容である。 ただ、映像だと現実離れしてファンタジーを観ているようであった。 でも、主演の川平慈英さんとすみれさんは、自然な台詞のやり取りで本職の俳優と思えるほどの出来に驚いた。 あと、劇中の盛り上げに使う音楽は良い曲だが、いかんせんずっと流れている印象でメリハリがなく感じられた。 これも舞台なら丁度いいのかも知れない。 もう少し映画の演出に配慮すれば良い話なのでもっと感動出来たと思う。
現在の話はそこそこに、主人公の現在に至るまでの回想録がメインでストーリーが展開されるが…中学生の時以外の俳優が現在と一緒でいつの時代をみせているのかわからず困惑する。 こじつけの様な人の繋がりとかいうオチじゃなかったのは良かったけど、ヒッチハイクは無理があるし、知的障害という設定である意義があまり感じられなかった。 伊勢神宮にしても…その程度なら、セリフにもあったけれど電車ならすぐだよ。
すべての映画レビューを見る(全3件)