中村獅童
歌舞伎の名門に生まれ、祖父は昭和の名女形・三世中村時蔵、父は三男の三喜雄(初代・中村獅童)。名俳優の中村嘉葎雄や萬屋錦之介も伯父にあたる。日本大学芸術学部演劇学科を卒業。8歳のとき、歌舞伎座の「妹背山婦女庭訓」で初舞台を踏み、2代目中村獅童を襲名した。03年に浅草公会堂の歌舞伎公演で主演を務め、その後は現代劇にも参加。02年、映画初出演作「ピンポン」のドラゴン役で圧倒的な存在感を示して注目を集め、以降、映像作品でも活躍。映画では「アイデン&ティティ」(03)、「いま、会いにゆきます」(04)、「男たちの大和 YAMATO」(05)など多数の話題作ほか、「硫黄島からの手紙」「SPIRIT」(ともに06)、「レッドクリフ」2部作(08、09)など海外作品でも活躍する。TVでは主演作「丹下左膳」(04)のほか、「木更津キャッツアイ」(02)やNHK大河ドラマ「新撰組!」(04)など幅広いジャンルに出演。「いま、会いにゆきます」で共演した竹内結子と05年に結婚して1児をもうけたが、08年に離婚した。