豊田利晃
91年、阪本順治監督の「王手」で脚本家としてデビューし、続いて「ビリケン」(96)の脚本も手がける。98年、「ポルノスター」で映画監督デビューを果たし、日本映画監督協会新人賞を受賞。松本大洋原作の「青い春」(01)、「ナイン・ソウルズ」(03)と順調にキャリアを積み上げる。しかし05年、「空中庭園」の公開直前に覚せい剤取締法違反で逮捕・起訴。09年、「蘇りの血」で4年ぶりに復帰した。その後も「モンスターズクラブ」(11)、「I'M FLASH!」(09)と現代社会に切り込んだ作品を世に送り出す。監督2作目のドキュメンタリー「アンチェイン」(00)以外の全作品で自ら脚本を執筆している。