トーマス・ニューマン

ロサンゼルス出身で、父は作曲家のアルフレッド・ニューマン。幼少期から音楽教育を受け、バイオリンを習う。南カリフォルニア大学とイェール大学で学び、1978年に音楽学の修士号を取得。ブロードウェイ作品の音楽制作からキャリアを始め、TVドラマ「The Paper Chase」（79）で映像作品の音楽を初めて手がける。

「スター・ウォーズ　ジェダイの帰還」（83）の音楽家ジョン・ウィリアムズの招きで映画音楽に携わるようになり、「俺達の明日」（84）が自身の名義での初仕事に。「ショーシャンクの空に」「若草物語」（ともに94）でアカデミー作曲賞に初ノミネートされ、以降も「アメリカン・ビューティー」（99・グラミー賞受賞）や「ロード・トゥ・パーディション」（02）、長編アニメーション「ファインディング・ニモ」（03）、同「ウォーリー」（08）、「007 スカイフォール」（12）などで通算14回にわたって同賞にノミネートされた。サム・メンデス監督とのタッグで知られる。