鈴木砂羽
静岡県出身。美術短大への進学を機に上京する。大学を中退して文学座附属演劇研究所に1年間所属した後、アルバイトで生計を立てながら女優を目指す。22歳のときに、島本慶の風俗ルポと荒木経惟の写真で構成されたルポ写真集を映画化した「愛の新世界」(94/高橋伴明監督)のオーディションに合格し、主演でデビューを飾る。同作は邦画初のヘア・ヌードで話題になり、SMクラブで働きながら女優を志す女性を演じてブルーリボン賞やキネマ旬報などで新人賞を受賞した。00年から放送が開始された「相棒」シリーズでは、ドラマ版のシーズン7まで出演し、「相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」にも参加した。近年の映画出演作には「ゴースト もういちど抱きしめたい」(10)、「毎日かあさん」「わさお」(ともに11)などがある。