ジョニ・ミッチェル
20世紀を代表する女性シンガーソングライター。カナダ・アルバータ州出身。本名はロバータ・ジョーン・アンダーソン。アート・スクールを卒業後、米ニューヨークに拠点を構え音楽活動を開始する。1968年、デビッド・クロスビーのプロデュースで「ジョニ・ミッチェル」をリリースし、翌69年のセカンドアルバム「青春の光と影」がヒットし広く知られるようになる。71年には名盤「ブルー」を発表。70年に英ワイト島で開催された伝説のロックフェスティバルの模様を収めたドキュメンタリー映画「ワイト島1970 輝かしきロックの残像」(95)や、同時代に活躍した「ザ・バンド」の78年の解散コンサートを撮影した映画「ラスト・ワルツ」(78)にパフォーマンスが収められている。そのほかにも、「あの頃ペニー・レインと」(00)や「ラブ・アクチュアリー」(03)、「キッズ・オールライト」(10)といった作品の中で、楽曲が象徴的に用いられている。69年~07年にかけてグラミー賞を9度受賞し、97年にはロックの殿堂入りを果した。