ジェームズ・マーシュ
英コーンウォール地方のトゥルーロ出身。奨学金を得てオックスフォード大学で英文学を専攻する。卒業後、BBCでドキュメンタリー番組を監督するようになり、映画「ハワーズ・エンド」(1992)などの編集に携わる。ドキュメンタリー作品で評価を高め、仏大道芸人フィリップ・プティが米ニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワー間を綱渡りした様子に迫った「マン・オン・ワイヤー」(08)では、アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞。その一方で劇映画でも才能を発揮し、ガエル・ガルシア・ベルナルを主演に迎えた「キング 罪の王」(05)やトム・ブラッドビー著「哀しみの密告者」を映画化した「シャドー・ダンサー」(12)、“車いすの物理学者”として知られるスティーブン・ホーキング博士の半生を描いた「博士と彼女のセオリー」(14)でメガホンをとる。