キング・オブ・シーヴズ
劇場公開日 2021年1月15日
解説
イギリスを代表する名優マイケル・ケインが主演を務め、2015年に実際に起こり、英国史上最高齢かつ最高額の金庫破り集団として世界を驚かせた窃盗事件を映画化。かつて「泥棒の王(キング・オブ・シーブズ)」と呼ばれたブライアンは、いまは裏社会から身を引き、妻と平穏な日々送っていた。しかし、妻が亡くなり、知人のバジルからロンドン随一の宝飾店街「ハットンガーデン」での大掛かりな窃盗計画を持ち掛けられたことをきっかけに、再び犯罪稼業に舞い戻ることになる。ブラインはかつての悪友であるテリー、ダニー、カールらを集め、平均年齢60歳オーバーの窃盗団を結成。一同は綿密に計画を練り、いざ実行の日を迎えるが、なぜかブライアン自身が突然計画から抜け出すと言い出し……。「博士と彼女のセオリー」のジェームズ・マーシュがメガホンをとり、ジム・ブロードベント、トム・コートネイ、レイ・ウィンストンらイギリスのベテラン俳優が豪華共演。
2018年製作/108分/G/イギリス
原題:King of Thieves
配給:キノフィルムズ
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英国映画でお馴染みの”いぶし銀”の男優たちがここに勢揃い。とりわけ、Fワードを口にしつつ、そこに気品すら漂わすマイケル・ケインの存在感は流石だ。他にも、ジム・ブロードベント、レイ・ウィンストンらの登場に合わせ、若き日の出演作の映像を挟み込みながらキャラを肉付けしていく趣向が面白い。願わくばこのまま彼らの演技の応酬にじっくり身を委ねたいところなのだが、しかし背後にガンガン響く60年代音楽、どこか早足な編集、安易な年寄りネタが、その”ゆとり”をいささか邪魔してしまっている気も。確かに題材、キャストを調理する上でこのサジ加減は難しいところ。ベテランのマーシュ監督もかなり苦労したのではないか。などと注文つけるとキリはないのだが、贅沢さえ言わなければ、彼らがただそこにいるだけでまずは楽しい。特に終盤、各々が歯ぎしりさせながら本性を剥き出しにする辺りは真骨頂と言えよう。その顛末を優しい目で見守りたい。
2022年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
英国で実際に起きた『最高齢』『最高額』の金庫やぶりのお話。
齢を重ねたものの感情と行動のギャプ。仲間同士の騙しあい、裏切り。最後どんでん期待したけどそのまま終了。面白かったです。
2022年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
老人たちによる銀行強盗の顛末を描いた物語。
実話を元にした作品のようですね。もっとコメディタッチな映画だと想像していましたが、思いのほかシリアスなものでした。
しかし、それは余り良い印象を与えないものでした。
生い先が短い老人たちが疑心暗鬼になる様子は、人間の醜さを見せられているように感じ嫌な気分になりました。
そのような「人間ドラマ」を描くことがテーマなら別ですが、残念ながらそういう趣旨の映画とは感じられず、結果として嫌な気分だけが残ってしまいました。
私的評価は、厳しめです。
マイケル・ケイン主演&じーさんずの、強盗物。
そう思ってみたのだけど。
ぶっちゃけ中途半端。
実話だから仕方ないけど。
胸のスク話か笑える話か。
どちらかに持って行ったほうが、よかったような?。
チーム感にも欠けててる展開なのが残念。
ラストがかっこよかっただけに。
途中でフラッシュバックする映像は。
出演者の過去作なんだろうな。
そっちを見たくなりました。
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