ジーン・ケリー
米ペンシルベニア州ピッツバーグ出身。8歳の頃からダンスを学ぶ。ピッツバーグ大学卒業後の1937年からニューヨークでダンス講師の仕事に就き、翌38年にブロードウェイ・デビュー。 40年に出演した舞台がヒットし、翌年ハリウッドに移って「For Me and My Gal」(42)でスクリーンデビューを果たす。共同監督も務めた「踊る大紐育」(49)に続き、振付と主演を兼ねたオスカー作品賞受賞作「巴里のアメリカ人」(51)や「雨に唄えば」(52)と、後世に残るミュージカル映画の傑作を誕生させた。バレエ映画「腕環のロンド」(57)でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞。67年にはジャック・ドゥミ監督の名作ミュージカル「ロシュフォールの恋人たち」に出演し、監督を務めた「ハロー・ドーリー!」(69)はアカデミー賞のミュージカル作曲・編曲賞など3部門を受賞した。96年、ビバリーヒルズにて卒中により逝去。83歳だった。