ショーン・ヤング
米ケンタッキー州ルイスビル出身。ニューヨークでモデルやダンサーとして活動し、80年の「マンハッタンのジェイン・オースティン」(日本劇場未公開)でスクリーンデビュー。リドリー・スコット監督の傑作SF「ブレードランナー」(82)でレプリカントのレイチェルを演じて注目を浴び、以後その美貌を生かして「砂の惑星」(84)や「追いつめられて」(87)などで活躍。しかし、その後は「THE BOOST 引き裂かれた愛」(88)で共演した元恋人のジェームズ・ウッズにストーカー行為で訴えられたり、アルコール依存症になったりとゴシップで騒がれることが多くなる。ティム・バートン監督の「バットマン」ではヴィッキー・ベール役を演じる予定だったが、ケガのためキム・ベイシンガーと交代したほか、プロデューサーとの衝突などで解雇されることもあった。奇行ばかりが目立つなか、ジム・キャリーの初主演作「エース・ベンチュラ」(94)では久々にスクリーンでインパクトを放った。その後はB級映画やジャンル映画に出演しているほかTVドラマに顔を出しているが、目立った活躍はない。