シェリリン・フェン
米デトロイト出身。母はキーボード奏者アーリーン・クアトロ。1984年に「ワイルド・ライフ」(日本劇場未公開)で映画デビューし、その後「彼女はハイスクール・ボーイ」(85)やデビッド・リンチ監督の「ワイルド・アット・ハート」(90)に出演。リンチ監督がメガホンをとったTVドラマ「ツイン・ピークス」(90~91)のオードリー・ホーン役で一躍有名になり、90年のエミー賞助演女優賞、91年のゴールデングローブ賞ミニシリーズ/TV映画部門の助演女優賞にノミネートされた。ゲイリー・シニーズ監督・主演の「二十日鼠と人間」(92)を経て、リンチ監督の娘ジェニファー・チェンバース・リンチの監督デビュー作「ボクシング・ヘレナ」(93)では主演を務め、TV映画「Liz: The Elizabeth Taylor Story(原題)」(95)では名女優エリザベス・テイラーを演じた。その後は「ボストン・パブリック」(03~04)や「ギルモア・ガールズ」(03~07)、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」(14)といったTVシリーズにゲスト出演している。私生活では、ジョニー・デップやクリス・ロック、プリンスらと交際。ミュージシャンのトゥールーズ・ホリデイとの間に長男マイルズが誕生し、翌94年に結婚したが97年に離婚した。