サラ・ポーリー
カナダ出身。家族の仕事の関係で幼少期からショービジネスの世界に親しみ、4歳から子役として活動する。
TV映画「丘の家のジェーン」(89)で注目を集め、ドラマシリーズ「アボンリーへの道」(90~96)に主演。若くしてカナダを代表する俳優と目されるようになる。アトム・エゴヤン監督のカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「スウィート ヒアアフター」(97)の助演を経て、イザベル・コイシェ監督の話題作「死ぬまでにしたい10のこと」(02)に主演。同監督とは続く「あなたになら言える秘密のこと」(05)でもタッグを組んだ。
アリス・マンローの短編小説を自ら脚色した長編初監督作「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」(06)でアカデミー脚色賞の候補となる。以降は軸足を監督業に移し、「テイク・ディス・ワルツ」(11)、ドキュメンタリー「物語る私たち」(12)などでメガホンをとり、ミリアム・トウズの小説を原作に監督・脚本を手がけた「ウーマン・トーキング 私たちの選択」(22)では第95回アカデミー賞の脚色賞を受賞した。