スウィート ヒアアフター

劇場公開日

スウィート ヒアアフター
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解説

スクールバス転落事故が起こった小さな町をめぐる謎めいた物語を、独特の美学で描き出す神秘性あふれる人間ドラマ。監督・脚本は「エキゾチカ」のアトム・エゴヤン。製作はエゴヤンとカメリア・フリーバーグ。製作総指揮はロバート・ラントスとアンドラス・ハモリ。原作はベストセラー作家、ラッセル・バンクスの名作『この世を離れて』(邦訳・早川書房)。さらにドイツの童話『ハメルンの笛ふき』が引用されている。撮影は「エキゾチカ」のポール・サロシー。音楽は「エキゾチカ」「カーマ・スートラ」「百合の伝説」などのマイケル・ダンナ。美術はフィリップ・バーカー。編集はスーザン・シップトン。出演は「炎のランナー」「裸のランチ」「フィフス・エレメント」のイアン・ホルム、「エキゾチカ」のサラ・ポーリーと「エキゾチカ」のブルース・グリーンウッド、エゴヤン監督の妻であるアルシネ・カーンジャンほか。97年カンヌ国際映画祭グランプリなど各賞を受賞。

1997年製作/110分/カナダ
原題:The Sweet Hereafter
配給:KUZUIエンタープライズ

ストーリー

有能な弁護士ミッチェル・スティーヴンス(イアン・ホルム)は、スクールバスの転落事故で子供を亡くした親たちに代わって集団訴訟を起こすために、とある小さな町にやってきた。彼は、モーテルを営むウェンデル(モーリー・チャイキン)とリサ(アルバータ・ワトソン)のウォーカー夫妻、インディアンの養子を亡くしたハートリー(アール・パストコ)とワンダ(アルシネ・カーンジャン)のオットー夫妻らを訪ね、次々と弁護人になる契約を結んでいく。その中に、車椅子の生活を送っていた少女ニコール(サラ・ポーリー)がいた。彼女は事故の前、優しい父サム(トム・マッカムス)に励まされ、ロック歌手を夢見ていた。また彼女は、やもめの自動車修理工ビリー・アンセル(ブルース・グリーンウッド)に頼まれ、ふたりの子供のベビーシッターをしていた。事故の前夜、彼女は子供たちに童話『ハメルンの笛ふき』を読んでやっていた。ビリーが帰宅し、迎えにきたサムの車に乗り込むニコール。この父娘はある空き家に向かい、そこで肉体関係を結ぶのだった。一方ビリーは、リサと不倫関係にあった。そして事故。凍った湖に滑り落ちたバスに乗っていた21人の子供が死亡した。ニコールは命はとりとめたものの、車椅子の生活を送ることになったのだ。スティーヴンスは退院したばかりの彼女に、訴訟を勝ち取るために証言が必要だと説く。サムは金を必要としていたが、よそ者であるスティーヴンスにビリーは激しい敵意を抱いていた。スティーヴンスは自分が彼らと同じ子供を失った親であることを示すために、ドラッグ中毒でエイズ陽性の娘ゾーイ(カーサン・バンクス)のことをビリーに打ち明けた。そして、いよいよニコールの証言の日。だがニコールは、事故の原因はバスが猛スピードで走っていたからだとウソをついた。それで訴訟は不可能になってしまった。2年後、スティーヴンスが降り立ったとある空港の駐車場で、事故を起こしたバスの運転手であったドロレス(ガブリエル・ローズ)が働いていた。あの小さな町には、穏やかな日々を生きるための、独特のしきたりが存在するかのようであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第50回 カンヌ国際映画祭(1997年)

受賞

コンペティション部門
グランプリ アトム・エゴヤン
国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞 アトム・エゴヤン

出品

コンペティション部門
出品作品 アトム・エゴヤン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5おとぎ話が現実とシンクロする時に起こる歪み

Chemyさん
2012年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Chemy
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