タレル・アルビン・マクレイニー
米マイアミ出身。シカゴのデポール大学演劇学校で演技の学位を取得後、名門イェール大学イェール・スクール・オブ・ドラマに進学し、「The Brother/Sister Plays」と呼ばれる戯曲3部作を執筆。同3部作はアメリカだけでなく、後にイギリスやスペインでも上演され高い評価を得る。卒業後も「Wig Out!」「The Beach」など新作戯曲を発表し、27歳の頃から2年間は英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの国際劇作家研究生の一員となった。気鋭の劇作家として活躍し、2013年にはマッカーサー基金の「天才賞」奨学金受給者に選出される。03年に執筆したものの未発表だった脚本「In Moonlight Black Boys Look Blue」が、バリー・ジェンキンス監督・脚本作「ムーンライト」(16)として映画化される際は製作総指揮を務め、原案者としてアカデミー脚色賞を受賞した。17年7月から3年間、母校イェール・スクール・オブ・ドラマ脚本学科の学科長に就任する。