ノエミ・メルラン
仏パリ出身。モデルとしてキャリアをスタートした後、パリのクール・フローラン演劇学校で学び、2011年から本格的に女優業を始める。マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督作「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」(14)に出演後、同監督の「ヘヴン・ウィル・ウェイト」(16)で主演を務め、セザール賞の有望若手女優賞にノミネートされた。以降、シャール監督の「パリの家族たち」、コメディ「英雄は嘘がお好き」(ともに18)、ヒロインを務めた「不実な女と官能詩人」(19)と、幅広い演技を披露。セリーヌ・シアマ監督作「燃ゆる女の肖像」(19)ではリュミエール賞主演女優賞を受賞したほか、セザール賞主演女優賞にノミネートされ、高い評価を得た。17年以降、映画監督としても2作の短編映画を発表している。