デスティン・ダニエル・クレットン
米ハワイ出身。ホームスクールで教育を受け、19歳のときカリフォルニアのサンディエゴに移る。
大学卒業後、援助を必要とする若者のためのグループホームで2年間働き、趣味として短編映画を制作。その後、サンディエゴ州立大学付属の映画学校で映画を学び、グループホームでの経験をもとに在学中に制作した短編「Short Term 12」が2009年のサンダンス映画祭で短編部門の審査員賞を受賞する。卒業後、「ヒップスター」(12)で長編監督デビュー。「Short Term 12」を長編化した第2作「ショート・ターム」(13)はサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で審査員大賞と観客賞を受賞し、話題となる。
以降は「ガラスの城の約束」(17)や「黒い司法 0%からの奇跡」(20)などで監督・脚本を務め、マーベル・スタジオの「シャン・チー テン・リングスの伝説」(21)も手がけて成功を収め、「アベンジャーズ ザ・カーン・ダイナスティ(原題)」(25)のメガホンも任されることになった。プロデューサーとしても活躍。