エマニュエル・リバ
仏シュニメニル生まれ、ルミルモン育ち。15歳から縫い子として働くが、20代前半に女優になる決意を固めパリに引っ越す。26歳で初舞台を踏み、57年にスクリーンデビューを果たした。アラン・レネ監督の「二十四時間の情事」(59)で、広島を訪れた仏女優役を好演。その後「ゼロ地帯」(60)やジャン=ピエール・メルビル監督の「モラン神父」(61・日本・劇場未公開)に出演。「Therese Desqueyroux(原題)」(62)でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞した。その後は、仏TVドラマやイタリア映画にも出演する。日本では「自由、夜」(83)、「トリコロール 青の愛」(93)が有名。ミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」(12)はカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したほか、リバもヨーロッパ映画賞やLA批評家協会賞の女優賞を受賞した。