F・マーレイ・エイブラハム
米ペンシルベニア州出身。舞台俳優としてデビュー後、 1971年にコメディ「They Might Be Giants(原題)」でスクリーンデビューを果たす。以降、シドニー・ルメット監督作「セルピコ」(73)をはじめ多くの映画やTVドラマに参加するも伸び悩み、一時は主夫として妻を支えた。ミロス・フォアマン監督作「アマデウス」(84)でモーツァルトを妬む宮廷音楽家サリエリ役に抜てきされ、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞をそれぞれ受賞。続く「薔薇の名前」(86)でも主人公の宿敵を演じた。近年の出演作に「グランド・ブダペスト・ホテル」(14)、「犬ヶ島」「フッド ザ・ビギニング」(ともに18)など。人気TVシリーズ「HOMELAND」(12~18)では7シーズンにわたって主人公キャリーの同僚ダール・アダール役を務める。