アリアンヌ・フィリップス
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米ニューヨーク出身。子どもの頃から服飾デザインのスケッチを描きため、1980年代初頭からアシスタント・スタイリストとして活動。レニー・クラビッツのアルバム用衣装で業界の注目を集めた後、マドンナの専属スタイリストとしてさらに衣装デザイナーとしての認知度を高める。
「ベイル・ジャンパー」(90)で初めて映画の衣装を手がけ、「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」(05)でアカデミー衣装デザイン賞に初ノミネート。マドンナの長編映画監督第2作「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」(11)、クエンティン・タランティーノ監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(19)、「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」(24)でも同賞にノミネートされた。ほか衣装を手がけた作品に「17歳のカルテ」(99)、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(01)、「シングルマン」(09)、「キングスマン」(14)、「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」(24)など多数。フリーのファッションエディター兼スタイリストとしても活躍する。