ジェームズ・キャメロン、資産11億ドルの「ビリオネア」に
2025年12月17日 11:00
Photo by Amy Sussman/WireImage/Getty Images米フォーブス誌は、映画監督ジェームズ・キャメロンの純資産を11億ドル(約1700億円)と推定し、ビリオネアの仲間入りを果たしたと報じた。ビリオネアとは資産10億ドル(約1550億円)以上を持つ富豪を指す言葉で、資産100万ドル以上のミリオネアとは桁違いの富裕層だ。イーロン・マスクやジェフ・ベゾスといったビリオネアは数多く存在するが、映画界からビリオネアが誕生するのは極めて稀である。
ハリウッドでビリオネアとなった映画監督は、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ピーター・ジャクソン、タイラー・ペリーに続きキャメロンが5人目。しかし他の監督たちが映画以外にも大きな収入源を持つのに対し、キャメロンはほぼ映画製作のみでこの地位に到達した点が異例だという。40年のキャリアで手がけた映画の世界総興収は約90億ドルに上り、その収益の配分が彼の資産の大部分を形成している。
興味深いことに、キャメロン本人はビリオネアであることを否定している。「ビリオネアだったらいいのに」と最近のポッドキャストで語った彼は「ビリオネアという話は、実際には存在しなかった契約を前提にしているし、私が30年間一銭も使っていないことが前提になっている」と述べた。しかしフォーブス誌は、海底探査、環境保護活動、不動産取引などの支出を考慮しても、給与、利益配分、テーマパークや玩具のライセンス収入、制作会社ライトストーム・エンターテインメントの株式価値を合わせれば、十分にビリオネアの水準に達していると算出した。
キャメロンのキャリアは、決して順風満帆ではなかった。大学を中退後、20代前半でトラック運転手として働いていた彼は、ロジャー・コーマンのニュー・ワールド・ピクチャーズで週給175ドルの制作助手の職を得た。1981年の初監督作品「ピラニア2」では、製作開始2週間で解雇され、約束された1万ドルの報酬の半分しか受け取れなかったという。
そこから「ターミネーター」「エイリアン2」「タイタニック」「アバター」シリーズと、次々にヒット作を生み出し、世界的なヒットメーカーへと上り詰めた。
シリーズ第3弾となる最新作「アバター ファイア・アンド・アッシュ」では、世界総興収20億ドル以上が見込まれており、キャメロンは最低2億ドル(税引き前)の収入を得ると推定されている。彼は4作目、5作目の「アバター」製作を計画しているが、その実現は今回の興行成績次第だと明言している。
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