ドナルド・グローバー、脳卒中と心臓疾患を告白

グローバーは「ライオン・キング」でシンバの声を担当し、「ハン・ソロ　スター・ウォーズ・ストーリー」ではランド・カルリジアン役を演じた俳優として知られる。テレビドラマ「アトランタ」では製作総指揮と出演を兼ね、チャイルディッシュ・ガンビーノ名義のミュージシャンとしてグラミー賞を5回受賞するなど、多彩な才能で世界的に活躍している。

2024年9月、グローバーは北米ツアー「The New World Tour」の残り公演を延期すると発表。10月には完全中止を決定したが、その詳しい理由は語られていなかった。

「ルイジアナで頭にひどい痛みがあったんだ。でもとにかくライブをやった。よく見えなくて、それでヒューストンに着いたとき病院に行ったんだ。そしたら医者が『脳卒中を起こしていましたよ』って」

健康問題はそれだけにとどまらなかった。「足を骨折した。それから心臓に穴が見つかって、手術を受けた。そしてもう一度手術を受けなきゃいけなかったんだ」

一連の健康問題を乗り越えたグローバーは、観客に向けて人生について語りかけた。

「君たちには1つしか命がないんだよ。正直に言うと、みんなといっしょに歩んできたこれまでの日々は、本当に祝福だった。だから、自分の望むように人生を生きてほしい。そして、またこうして会うことができたら、きっといまよりもっと素晴らしいものになるはずだから」

グローバーといえば、ランド・カルリジアンの単独映画など複数の映像企画への関与が報じられていたが、最近は健康回復を最優先しているようだ。