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名撮影監督ロジャー・ディーキンス、キャリアの全貌を明かす書籍を出版

2025年11月22日 22:00

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ロジャー・ディーキンス
ロジャー・ディーキンス
Photo by Arturo Holmes/Getty Images

ファーゴ」「ノーカントリー」などコーエン兄弟作品や、「1917 命をかけた伝令」「ブレードランナー 2049」でアカデミー撮影賞を2度受賞した名撮影監督ロジャー・ディーキンスが、新著「Reflections: On Cinematography」を出版した。単なる自伝ではなく、映像作家を目指す人々への実践的なガイドブックとして、自身のキャリアの全貌を明かしている。

本書の最大の特徴は、豊富な照明図、スケッチ、撮影プランが掲載された実践的な内容で、具体的な撮影技術が惜しみなく公開されている点だ。

「私が大切にしたのは、どうやって始めて、どんなキャリアを歩んだかということです」とディーキンスは米IndieWireに語る。「私はイギリスのデボンで育ちました。海辺の街です。そこでは、映画製作に関わるというのは、宇宙飛行士になることを夢見るのと同じようなものでした。ただ馬鹿げたことのように思えたんです。だから本書を書いた理由のひとつは、映画製作につきまとう神秘性を取り払うことです。もし本当に何かを大切に思い、それをやりたいと思うなら、粘り強く取り組めば、もしかしたら私のように運が良くなれるかもしれないということを伝えたいのです」

ディーキンスは1970年代後半にドキュメンタリー作品で映画キャリアをスタートさせ、86年の「シド・アンド・ナンシー」で劇映画デビューを果たした。その後、91年の「バートン・フィンク」からコーエン兄弟との長年にわたるコラボレーションが始まり、「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」「オー・ブラザー!」「ノーカントリー」など数々の名作を手がけてきた。サム・メンデス監督の「1917 命をかけた伝令」やドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ブレードランナー 2049」など、近年も第一線で活躍を続けている。

ディーキンスは、アートやグラフィックデザイン、ドキュメンタリー、そして世界中を旅した経験が、現在の仕事につながっていると強調する。「私の人生、バックグラウンド、ドキュメンタリーの経験は、私という人間の一部であり、なぜ私がこのように見て、このように撮影してきたのかという理由の一部なのです」

「Reflections: On Cinematography」は、米国とカナダで現在発売中。


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