僕は弟のフリをした。君に笑っていてほしくて――福士蒼汰&福原遥が“秘密”を語る「楓」特別映像
2025年11月21日 12:00

「スピッツ」の名曲から誕生したラブストーリー「楓」で、福士蒼汰と福原遥が演じるキャラクターの「互いに言えない秘密」をとらえた特別映像「2人の秘密編」(https://youtu.be/3s-4wJC4mTk)がお披露目された。
1998年にリリースされた8thアルバム「フェイクファー」の収録曲「楓」は、同年にアルバムからシングルカットされ、その後、数多くのアーティストにカバーされ、27年経ったいまも愛され続ける名曲。「スピッツ」の楽曲を、デビュー34年にして初めて映画化する本作では、行定勲監督(「世界の中心で、愛をさけぶ」)がメガホンをとり、髙橋泉(「ソラニン」)が脚本を手がける。藤井風らさまざまなアーティストの作曲、編曲、プロデュースを務めるYaffleが音楽を担う。
(C)2025 映画『楓』製作委員会物語の中心となるのは、双子の弟・恵(福士)を事故で失った涼(福士/一人二役)と、亡くなった恵の恋人・亜子(福原)。亜子が涼を恵だと思い込むことから、ふたりの運命が動き出す。
(C)2025 映画『楓』製作委員会特別映像では、穏やかな日常の裏にあるふたりの秘密、ねじれていく思い、そして愛するがゆえの選択がもたらす涼や亜子の葛藤が、それぞれの視点で、静かに切り取られている。「僕は弟のフリをした。君に笑っていてほしくて――」という静かなモノローグとともに映し出されるのは、涼と亜子の日常。誕生日を祝う姿や食卓を囲む温かさの裏に、涼が抱える“本当の自分を明かせない苦しさ”が映し出される。
福士は、「双子の兄弟の恋人だった人と今一緒にいることはとても複雑ですが、それでもそうしていたいという葛藤もある」といい、自分を犠牲にしながらも亜子に寄り添う涼の優しさと痛みが、映像を通して伝わってくる。一方、恵とのかけがえのない時間を失い、ひとりで思い悩む亜子も活写。福原は、「亜子はすごく天真爛漫ですが、その裏には抱えているものがあります」と語り、複雑な感情を丁寧にすくい取った演技が、亜子のキャラクターに深みを与えている。
(C)2025 映画『楓』製作委員会弟のフリをして過ごす日々について、福士は「このまま続けていいのか、亜子もそれを望んでいると思っていていいのか」と、涼が抱える葛藤を明かす。さらに福原は亜子の胸の内を、「苦しいけれど、そうしなくては自分自身も崩れてしまう」と紐解く。映像の最後では、亜子の「いままで本当にありがとう」という言葉が切なく響き、十明の透き通る歌声でカバーされた「楓」が重なる。ふたりの胸に秘めた思いと、涙の先にあるそれぞれの選択を最後まで見守りたくなるような、切なくもあたたかい映像に仕上がっている。
さらに、行定監督の出身地・熊本で11月21日、くまもと復興映画祭にて、本作がオープニング作品として上映されることが決定した。行定監督に加え、福士、福原も舞台挨拶に登壇予定。また、11月23日には大阪・なんばパークスシネマでも舞台挨拶付き先行上映会が実施される。
「楓」は、12月19日に全国公開。
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