福士蒼汰「『楓』っていろんな可能性がある」 宮近海斗は福原遥の差し入れで勘違い【「楓」ジャパンプレミア】
2025年11月13日 21:30

「スピッツ」の名曲を原案に誕生したラブストーリー「楓」のジャパンプレミアイベントが11月13日にユナイテッドシネマ アクアシティお台場で行われ、福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)、行定勲監督が来場した。
大切な人を亡くしたふたりが、ある“秘密”を抱えながらも惹かれあうさまを描いた本作。観客の大きな拍手に迎えられ、ステージに登壇した福士は「この映画を観終わった時に感じたことは、『楓』ってこんなにもいろんな可能性があるんだなということ。『楓』の歌詞を聞いただけでは思いつかないようなアイデアや感想、感覚みたいなものがここにあったので。皆さんもこの後、観ていただいて、感じたことをシェアしてくれたらうれしいなと思います」とあいさつ。

続く福原も「やっとこの日が来たという感じで。この作品を皆さんがどう受け取ってくれるんだろうと、すごく楽しみな気持ちでいっぱいです。この作品は、人を思うことの素晴らしさや、もちろん切ない部分もあるんですけど、別れとかそういったものをどう乗り越えていって、前を向いて進んでいくか、という部分をすごく大切に描いているので。観終わった後にきっと心温まる、そして大切な人をもっと大切にしたいと思える作品になっているんじゃないかなと思います」と語った。
そして本作のメガホンをとった行定監督は、「『世界の中心で、愛をさけぶ』から20年が経つんです。あの映画も考えてみると、喪失の話でしたし、今回の映画も、あるひとつの喪失から始まる物語です」と切り出すと、「あの頃は信じていたものをずっと忘れないでいる、みたいなテーマだったんですけど、あれからちょっと大人になったのかな……。もうちょっと複雑です」と説明。

そしてその“複雑さ”というものが「楓」という楽曲が持つ、一筋縄ではいかない歌詞であるということを指摘すると、「もちろん真っすぐな思いを伝えるラブソング、というところは基盤になっているんですけど、そこに裏打ちされる、複雑な人間の姿や、魂の姿、そういうものが描かれている曲だなと解釈しておりまして。そういうものになってないと、スピッツの楽曲は扱えないなという気持ちがあって。プレッシャーの中、スタッフ一同頑張って作った作品です」と作品に込めた思いを語った。
また、物語の重要な舞台となるニュージーランドロケについて、福士は「降り立った瞬間に広がる景色が本当に壮大で。テカポ湖というところに行ったんですけど、静けさと迫力が両立する場所があるんだなと思いましたし、見渡す限りの山々に感動しました」と振り返ると、福原もたったひと言、「わたしもそう思いました」と続けて、会場は大笑い。
改めて、福原が「映画を観て、本当にニュージーランドの景色がきれいだなと。すごく癒やされて。壮大さもそうですけど、緑が生い茂ってて、動物もたくさんいて。羊がとにかくかわいくて。癒やされました。あと天候によって本当に表情が全然違って。テカポ湖も、ちょっと曇ってたりするとまた全然違って。夕方ぐらいになるとすごいピンクになるんですけど、それもまたすごくきれいでしたし、早朝はもう真っ青の、エメラルドグリーンのようなきれいな場所だったので。ずっと癒やされながら、あとおいしいご飯もたくさん食べながら。楽しんで撮影をしてました」としっかりと情報量の多いコメントを朗々と語り、会場を沸かせた。

そんな中、宮近が撮影現場の思い出を明かす。撮影のセットチェンジの際に、福原から「コーヒーか何か好きですか?」と飲み物の好みを聞かれ、「俺だけに差し入れをくれるんだ! 優しい!」と胸をときめかせたものの、支度場所に戻るとみんながコーヒーを持っていたとのことで、「すごい、やさしい、差し入れ」と振り返って会場を笑わせた。
さらに石井からは、打ち上げの席で宮近が、3日間くらいの撮影を振り返り、「人生で一番楽しい作品でした!」と熱く語っていたと暴露されると、宮近は照れながら「言葉に責任を持たないと、と思いましたね……でも、同率1位でグッときた作品です」と訂正するなど、最後まで会場を盛り上げた。
「楓」は12月19日より全国公開。
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