ギャガが、アートハウス映画レーベル「NOROSHI」を立ち上げ ラインナップにヨアキム・トリアー新作「センチメンタル・バリュー」など
2025年11月6日 17:00

映画配給会社のギャガが、新たなアートハウス映画レーベル「NOROSHI A GAGA LABEL」(以下 通称 NOROSHI 読み:ノロシ)をローンチした。
本レーベルは、洋画コアファンに届けたい作品を、しっかりと“知らせて、届ける”というコンセプトのもと、アートハウス系作品や国際的に高く評価される良質な映画を厳選し、作品ごとに向き合いながら、映画ファンと共に作品を育てることを目的に立ち上げられた。
「近年、国内の映画公開本数自体は増加している一方で、日本における洋画市場は年々縮小傾向にあり、こうした状況において、『見逃されるべきではない作品』を“知らせて、届ける”ことの重要性は、かつてなく高まっている」とし、選りすぐった作品ラインナップを通し、素晴らしい映画体験を保証するとともに、全国各地の劇場とともに継続的な上映や特集企画を展開し、洋画の活性化を目指すという。
ギャガはこれまで、アカデミー賞に関連する107作品を手がけており、うち83受賞、409ノミネート。その中で、8作品が作品賞を受賞と、世界的に評価の高い作品を送り出している。
同レーベルの第1弾作品は、「わたしは最悪。」のヨアキム・トリアー監督の最新作で、本年度カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作で、アカデミー賞ノルウェー代表作の「センチメンタル・バリュー」。同作の公開を皮切りに、今後は世界各国から注目すべき才能ある監督たちの個性あふれる作品を中心に、継続的に展開していく。
幼い頃に家族を捨てた映画監督の父が、主演を依頼しに娘であり女優ノーラの前に現れる。怒りと哀しみがいまだ癒えない彼女は断固として拒絶するが―。カンヌで19 分もの拍手喝采を浴び「トリアー最高傑作」との呼び声も高い、本年度の各賞レース席巻を予感させる話題作。
2025年、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作。アカデミー賞ドイツ代表選出作。1910年代、40年代、80年代、そして現代の北ドイツ。農場に100 年在り続ける1軒の「家」を舞台に、4人の少女たちの青春期が時を越えて重なり合い、共鳴していく̶。
アカデミー賞アイスランド代表選出作。「ゴッドランド GODLAND」監督が活写する、現代の“家族の肖像”。3人の子と愛犬を育てながら、アンナは芸術家としての道を模索していたが、情を断ち切れない別居中の夫が、頻繁に家を訪ねてくるようになる。圧倒的自然の中で、アイスランドの四季の移ろいとともに、変わりゆく夫婦のかたち、家族の風景が描き出される。
北欧ホラー「ハッチング- 孵化-」監督が産み落とす、新たなる恐怖。フィンランドの森に移り住んだ、サーガと夫のジョン。生まれ来る子に夢を馳せていた夫婦だが、サーガは生まれた赤ちゃんに不気味な違和感を覚え、それを認めないジョンとの間に亀裂が生じていく。違和感の正体は? やがて彼女は独り、恐ろしい真実と対峙する――。
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