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吉沢亮、黒澤明賞を受賞した「国宝」李相日監督をサプライズ祝福【第38回東京国際映画祭】

2025年11月3日 21:20

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第38回東京国際映画祭の「黒澤明賞」授賞式が11月3日、東京・帝国ホテルで行われ、今年の受賞者である李相日監督とクロエ・ジャオ監督が出席した。

授賞式には、李監督の「国宝」で主演を務めた俳優の吉沢亮がサプライズ登場し、李監督とジャオ監督に花束をプレゼント。「僕ごときがコメントするのも、ちょっとあれなんですけど」と恐縮しつつ、「李監督とは『国宝』という作品で、初めてご一緒させていただき、現場では、映画に対する覚悟と言いますか、執念のようなもの、それにものすごく大きな愛を感じた」と振り返った。

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そして「僕のことを、僕自身よりも信じてくれているなとも感じ、日々その思いに応えるのが非常に苦しくも、それ以上に幸せを感じる撮影期間でした。ありがとうございます」と感謝を述べていた。

また、吉沢はジャオ監督に「お会いできて光栄です」と挨拶。ジャオ監督の「ザ・ライダー」(2017)について「本当に強い衝撃を受けました。荒野を生きる人々の、荒々しくも美しいリアルな息づかいを感じ、素晴らしい映画体験をさせていただいた」と最敬礼だ。

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受賞者ふたりへのお祝いを述べると、吉沢は写真撮影に応じて降壇。その後、李監督は「後ろから(吉沢の)背中を見ていて、もう女形の背中じゃないなと確認できた。ようやく役が抜けてホッとしました」と笑いを誘った。

黒澤明という存在は「とてつもない大きな存在」だといい、「歌舞伎で言う最も大きな名跡に、アウトサイダーのような僕が向かっていく。その怖さと重責を感じています。そんな場に尊敬するクロエ監督と立てて幸せです」と喜びを噛みしめていた。

第93回アカデミー賞で「ノマドランド」が作品、監督、主演女優賞の3部門に輝いたジャオ監督。今回、黒澤明賞を受賞し「私自身も、アジアの女性監督として黒澤明監督には大きな影響を受けているので、この賞をいただき、とても勇気づけられた思いです」と挨拶し、「実は今年1月、生まれて初めて歌舞伎を見たんです。ですから、李監督の『国宝』を見るのを楽しみにしています」と声を弾ませていた。なお、ジャオ監督の最新作「ハムネット」(26年春公開)は、第38回東京国際映画祭のクロージング作品として上映される。

黒澤明賞は、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞。今年は、山田洋次監督、奈良橋陽子氏、川本三郎氏、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの4名が選考委員を務めた。

第38回東京国際映画祭は11月5日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。

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