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Netflix、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収に向け交渉中

2025年11月1日 13:35

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投資銀行を起用
投資銀行を起用
写真:AP/アフロ

Netflixが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD) の買収を視野に入れた交渉を進めていると、ロイター通信が報じた。

実現すれば、「スーパーマン」「バットマン」をはじめとするDCユニバース作品や、「ハリー・ポッター」「バービー」シリーズ、「カサブランカ」「シャイニング」「グッドフェローズ」など、ハリウッドの名作群がNetflix傘下に入る可能性がある。

報道によると、Netflixは投資銀行モーリス&カンパニー(Moelis & Co.) を財務アドバイザーとして起用し、買収提案の具体化を進めているという。同行は以前、スカイダンス・メディアによるパラマウント・グローバルの買収にも関与しており、今回も同様のM&Aスキームが想定される。

WBDはすでにNetflixに対し、財務情報へのアクセスを許可しているとされ、Netflix側はスタジオ部門や配信事業を中心に買収の可能性を探っているという。一方で、CNN、TBS、HGTV、フード・ネットワークといった旧来型のケーブルチャンネルを含む全面的な買収は対象外と見られる。

米バラエティによれば、Netflix共同CEOのテッド・サランドスは、先週の決算説明会で「我々にはレガシーメディアネットワークを所有する意向はない」と発言しており、買収が実現した場合も映画・配信資産の取得に特化する見込みだ。サランドスは「我々は選択的にM&Aを検討するが、何か絶対に必要な資産がなければならないわけではない」とも語っている。

Netflixの動きに呼応するように、コムキャストやパラマウント・スカイダンスもワーナー買収に興味を示している。スカイダンスのデビッド・エリソンCEOはすでに3度の買収提案を行っており、直近では1株あたり23.50ドルの提示を行ったが、WBDはこれを「過小評価」として拒否した。コムキャストの共同CEO マイク・キャバナ は、「大型合併を検討するハードルは高いが、(ケーブルチャンネル部門のスピンオフ後には)より現実的な選択肢が広がる」と発言している。

WBD傘下のワーナー・ブラザース映画部門は、2025年に入ってから「スーパーマン」「マインクラフト ザ・ムービー」「罪人たち」など、数々のヒット作を連発。2024年には「デューン 砂の惑星 PART2」「ビートルジュース ビートルジュース」「ゴジラ×コング 新たなる帝国」が成功を収め、スタジオの再建が進んでいた。

一方、テレビ部門はNetflix向けに「You 君がすべて」「ランニング・ポイント」などを制作。Netflix以外でも、「アボット・エレメンタリー」「ザ・ボイス」など人気番組を多数抱える。

今回の報道を受け、Netflix、WBD、モーリスのいずれもコメントを控えている。しかし、米メディア業界では「ストリーミング時代の覇権再編の引き金になる」との見方が強まっている。


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