ジョニー・デップらが語る喜劇王の魅力と逸話 ドキュメンタリー「チャップリン」予告編&場面写真
2025年10月22日 09:00

20世紀最大の映画スター、チャーリー・チャプリンのルーツに迫るドキュメンタリー映画「チャップリン」の予告編、場面写真が披露された。
ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに組み込んだユーモア溢れる作品を多く生み出し、世界中の人々を魅了してきたチャーリー・チャップリン。ちょび髭にだぶだぶのズボンと大きなドタ靴、ステッキと山高帽がトレードマークの“放浪紳士”に扮し、笑いの中にさみしさや孤独を抱え、社会のなかで弱い立場の人に寄り添う心優しいキャラクターで愛されてきた。そんな放浪紳士に垣間見えるのは、ロマのアイデンティティ。本作では、チャップリンがロマの血を1/8引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされる。極貧の少年時代からアメリカを追放されスイスで過ごした晩年まで、新たな視点で映画の神様チャップリンのルーツに迫る。
チャップリンに関する作品や映像は数多く作られてきたが、本作はチャップリン家が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリーだ。ジョニー・デップやエミール・クストリッツァら、チャップリンを敬愛する各界の著名人も登場。「キッド」(1921)、「街の灯」(31)、「独裁者」(40)、「ライムライト」(52)など名作の引用に加えて、本邦初公開となる家族が撮影したプライベートフィルムや貴重な記録映像を交えながら、作品に投影されるチャップリンの幼少期の記憶やユダヤ人・共産主義者のレッテル、そして放浪紳士に通じるロマの特徴や文化までをも掘り下げる。

予告編は、「独裁者」の髭剃りシーンで使われている楽曲「ハンガリー舞曲第5番」のリズムに名作や貴重なプライベート映像を乗せた映像で始まり、放浪紳士から父親としてのチャップリンまで、壮大な人生をコミカルに映し出す。ロマ音楽に影響を受けている作曲家ブラームスの楽曲をアレンジした「黄金狂時代」(42年サウンド版)のテーマ曲に切り替わると、これまであまり知られてこなかったチャップリンの出自が明かされる。

12月19日から角川シネマ有楽町ほか全国順次公開。10月31日から紙券とムビチケオンラインの2種の前売り券が発売、紙券には、チャップリンの名作や貴重な映像を映したフィルム風しおりの特典が付く。
(C)The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin TM (C) Bubbles Incorporated S
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