ライムライト
劇場公開日:2022年11月4日
解説
喜劇王チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、老芸人と若きバレリーナの交流をつづった名作ドラマ。
チャップリンが自身の原点であるロンドンの大衆演劇を舞台に、老境に差し掛かった自らの心境を反映させて描いた集大成的作品。落ちぶれた老芸人カルヴェロは、人生に絶望して自殺を図ったバレエダンサーのテリーを助け、献身的に世話をする。カルヴェロに励まされ再び踊ることができるようになったテリーは、カルヴェロとの幸せな未来を夢見るが……。
無声映画時代のライバルであったチャップリンとバスター・キートンが初共演を果たした。「テリーのテーマ」など音楽も印象を残し、1973年・第45回アカデミー賞で作曲賞を受賞。
1952年製作/138分/G/アメリカ
原題:Limelight
配給:KADOKAWA
日本初公開:1953年
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2023年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
全く面白く有りませんでした。 退屈な会話や平凡な喜劇が続いただけでした。
[喜劇王チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、老芸人と若きバレリーナの交流をつづった名作ドラマ] との説明だったので しちょうしたものの、 失望しました。 私は今後、 喜劇王チャールズ・チャップリンの映画を二度と しちょうしません。
2023年1月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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『年をとれば命がおしくなる』
『なぜ?』
『生きていることが習慣になるから』
『希望がなくとも?』
『素晴らしい瞬間はいくらでもある。私は死と戦った。君は幸せのため戦うんだ』
『私はここを出ていく。ここにいれば、自分を苦しめるだけだ。残された人生で真実を掴みたい。それが希望だ。それと少々の誇りが』と言いつつ、
『私は大道芸人です。それが好きなんです』と言っている。そして、
『シラノだ。鼻はないがね』と付け加える。
初見は50年くらい前、今日は50年ぶりで二回目の鑑賞だと思う。(3回目かなぁ?)
初見の時、こんなに良い映画とは思わなかった。今、この映画の良さが分かると思う。理解出来るのは嬉しいが、やがて、僕には死が訪れる。それが僕は悲しい。しかし、それが、今実感出来る事が嬉しい。
初見時は、プライドだけで生きるエロじじいの独りよがりって思っていた。加えて、バスター・キートンが添え物の様になっているのが気になった。昔の流行語『あんたは偉い!チャップリン!』と皮肉たっぷりに思った。勿論、劇中劇も面白くなかった。今日の鑑賞でも、彼等の演技には笑えなかった。やはり、映画の中で笑う鑑賞者は、サクラだと思った。50年経って二回目の鑑賞でも、僕の気持ちは変わらなかった。がしかし、実によく泣けた。笑えなかったが、泣けた。そして、チャップリンはそこを表現したかったのでは、と僕の気持ちは落ち着いた。やっぱり、傑作である。
昔の映画は長回しで、きちんとしたバレエを見せる。昨今のダンスはカットを多用して、芸術を加工している。そんなミュージカルが多いと感じ、僕はそんなミュージカルが好きになれない。
男目線のアナクロな表現だが、未だにこんなギャグしか生まれていない事を、悲しむべきかなぁと思った。状況は『男は○らいよ』なのに、チャップリンはこの一作で主人公を殺して終わる。『潔い良い事、風のごとし』一方、『男○つらいよ』は50作も続く。
『街の灯』『モダンタイムス』『ライムライト』は全て『女性を助ける』と言ったテーマがあるようですが、それぞれのパターンがあります。だから、全て見ることをお勧めします。順番は好みですが、『ライムライト』は年をとって見ると実感がわきます。
古い映画だし退屈だろうなと、特に期待せず見たんだけどなんだこれすごい。
チャップリンの身体性に驚いた。しぐさも歩き方も全てがいいし、舞台上でのチャップリンはまた格別。すごい。
ストーリーもいいなあ。
老いて衰えていく自分と、希望に溢れるヒロイン。
自殺未遂を助けた後のフォローもやわらか。
セリフも名台詞。曲もいい。チャップリン天才すぎでは?!
舞台で満足し、美しいものを観ながらのラストは幸福。