Amazon、「007」シリーズのポスターから銃を削除し炎上
2025年10月8日 12:00

Amazon Prime Videoが、「007」シリーズのポスターからジェームズ・ボンドの象徴である銃を削除し、オンラインで激しい批判を浴びたと、米バラエティが報じている。Amazon MGM Studiosが今年2月に10億ドル以上で買収した「007」シリーズの将来を懸念するファンからは、ブランドの「消毒」だとして抗議の声が上がっている。
10月5日のジェームズ・ボンド・デーに合わせ、Prime Videoは自社や他のプラットフォームでサムネイル画像として使用する新しいデジタルポスターのアートワークを発表した。しかし、驚いたことに、すでに広く知られているポスターからすべての銃が削除されていた。
ショーン・コネリーが腕を組んでワルサーPPKピストルを抱えている「007 ドクター・ノオ」の宣伝写真は、現在英国国立肖像画廊に所蔵されているが、銃がデジタル編集で消されていた。ダニエル・クレイグの「007 スペクター」の広く知られたポスターも、クレイグが横で持っていた銃をトリミングで除外するように編集されていた。ただし、クレイグが着用している肩のホルスターはまだ見える状態だった。
「007 ゴールデンアイ」などの他の作品でも、ワルサーPPKがボンドの手から編集で消されており、「007/美しき獲物たち」では、ロジャー・ムーアの腕が引き延ばされたように見え、銃がフレームから切り取られていた。
この改変されたポスターは見逃されることはなく、ソーシャルメディア全体で即座に批判が噴出した。オンラインでの批判が高まるなか、Prime Videoは問題のアートワークを完全に削除し、各作品からのスチール写真に差し替えた。しかし、いずれの写真でもジェームズ・ボンドは銃を所持していない。なお、この件について、Prime Videoはコメントを拒否している。
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