第19回田辺・弁慶映画祭特別審査員に荻上直子監督、配給オブザーバーの参加も決定
2025年10月1日 10:00

和歌山県田辺市の紀南文化会館で11月7日から9日に開催される第19回田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門の特別審査員を荻上直子監督が務めることが決定した。
これまで多くの若手監督や若手俳優を輩出し、“インディーズの登竜門”と注目されている田辺・弁慶映画祭。特別審査員は、若手監督によるコンペ部門の入選作品を審査し、グランプリにあたる「弁慶グランプリ」および役者個人に贈られる「俳優賞」などの選考を行う。
荻上監督は、2003年の長編劇場デビュー作「バーバー吉野」で、ベルリン国際映画祭の児童映画部門特別賞を受賞。続く「かもめ食堂」の大ヒットにより、日本映画の新しいジャンルを築いた。「めがね」はサンダンスフィルム映画祭、サンフランシスコ映画祭などに出品され、ベルリン国際映画祭でザルツゲーバー賞、藤本賞の特別賞、及び山路ふみ子文化賞を受賞。「彼らが本気で編むときは、」は、ベルリン国際映画祭でテディ審査員特別賞、ウディネファーイースト映画祭でゴールデンマルベリー賞を受賞するなど、世界中の映画祭で上映された。近年の作品として「川っぺりムコリッタ」のほか、「波紋」で日本映画批評家大賞で監督賞を受賞し、昨年は「まる」が公開された。

今年のコンペ部門は、応募総数182作品の中から予備審査を経て、小川深彩監督「この島に嵐は眠る」、直林水悕監督「名前をつけるのは、これから」、坂本憲翔監督「イマジナリーライン」、尾関彩羽監督「ぼくらの宇宙」、藤本匠監督「夜中のポッポコーン」、西山将貴監督「インビジブルハーフ」、村田夕奈監督「おとなになりたくなれますように」、そして山田純監督「竜宮の誘い」の8作品が入選。7日と8日の2日間に上映・審査され、9日の表彰式で弁慶グランプリなど各賞が発表される。特別審査員長は本映画祭のプログラムディレクターである掛尾良夫氏で、松崎健夫氏(映画評論家)、沢村敏氏(東京テアトル)が荻上監督とともに特別審査員を務める。

また、特別ゲストの齊藤工が7日に舞台挨拶付きで初長編監督作「blank13」の特別上映を行うほか、招待作品とスケジュールも決定した。8日は最新作「それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!」(2回上映)、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」、9日は「おいしくて泣くとき」「まる」「劇場版 孤独のグルメ」を上映。荻上監督も上映後に舞台挨拶を行う。コンペ入選作品の鑑賞は無料で、招待作品は有料。

なお、本年初の試みで配給オブザーバーとして、ジーンハート株式会社(代表取締役社長:井村哲郎)が参加する。映画祭をともに盛り上げるとともに、入選作品、各賞受賞作品のその後の劇場公開・配給などをサポートする予定。市民応援団も10月31日まで募集している。
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