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マイケル・キートン監督・主演・製作「殺し屋のプロット」 予告編&ポスタービジュアル&場面写真を一挙披露

2025年9月19日 11:00

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ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

マイケル・キートンが監督・主演・製作を務める「殺し屋のプロット」の予告編、ポスタービジュアル、場面写真9点が一挙披露された。

本作は、病によって記憶を失いつつある孤高の老ヒットマンが、息子の罪を隠すため人生最期の完全犯罪に挑むネオ・ノワール。米「Variety」誌では「デヴィッド・フィンチャー監督『ザ・キラー』を凌駕するLAネオ・ノワールの誕生」と絶賛された。

主人公は、二つの博士号を取得し、元陸軍偵察部隊の将校という異色の経歴を持つ“完璧な殺し屋”ジョン・ノックス。だが、ある日突然、急速に記憶を失う病にかかり、数週間のうちにすべてを忘れてしまうという残酷な宣告を受けた彼は、殺し屋としての家業に終止符を打つ決意を固める。そんな矢先、長年絶縁していた息子のマイルズが現れ、殺人の罪を隠してほしいと涙ながらに懇願される。刻一刻と記憶が消えていくなか、ノックスは息子のために“人生最期の完全犯罪”に挑む。

画像2(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

主人公ノックスを演じるのは、「バットマン」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「スポットライト 世紀のスクープ」のキートン。82年のスクリーンデビューから43年を経た彼にとってキャリアの集大成的な作品だ。

共演は、映画史にその名を刻む名優アル・パチーノ。9度のアカデミー賞ノミネート経験を持ち、「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した“ハリウッドの生ける伝説”が、ノックスの盟友ゼイヴィア役を演じ、物語の重厚な世界観を支える。なお、キートンとパチーノは初共演。さらに、ノックスの元妻ルビー役に、アカデミー賞俳優マーシャ・ゲイ・ハーデン。息子マイルズ役には「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデン。ノックスと密会を重ねていたコールガール・アニー役を「COLD WAR あの歌、2つの心」で鮮烈なファム・ファタールを務めたヨアンナ・クーリグが演じ、実力派俳優が結集している。

画像3(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

予告編は、光と影が交錯する街・LAを舞台に、静かに記憶を失っていく殺し屋ノックスの姿が映し出される。急速に記憶を失う病と診断され、次第に簡単な言葉さえ思い出せなくなっていく中、彼の前に長年疎遠になっていた息子マイルズが現れる。「人を殺してしまった」と助けを求める息子を守るため、ノックスは消えゆく記憶の中で人生最期の完全犯罪に身を投じていく。「笑えるのは、成功しても覚えてないってこと」という台詞には、哲学書を愛読し、犯罪にも美学を貫いてきた一人の男が、記憶とともに人生を失っていくという残酷な運命と深い悲哀が滲む。緊張感あふれる犯罪映画であると同時に、父と息子の絆、そして“人生をどう終えるか”という普遍的な問いをも内包した、重層的な人間ドラマが描かれる。

画像4(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ポスタービジュアルは、グレーを基調に、黒いジャケットとサングラス姿のノックスが佇むクールな仕上がり。キャッチコピーに掲げられた「記憶が消える前に、罪を消せ」が、物語の核心を鋭く突き、ノックスの無表情の裏に宿る覚悟と孤独を印象づける。装飾を抑えた構図とどこかレトロな質感が、哀愁と重厚感を同時に漂わせるビジュアルに仕上がっている。

場面写真は、記憶喪失を目前にしながら最期の計画に挑むノックスの姿をはじめ、ノックスの盟友ゼイヴィア、疎遠だった息子マイルズ、ノックスの元妻のルビーなど、物語を彩る重要なキャラクターたちの姿を切り取っている。さらに、去りゆく盟友への敬意と別れの哀しみが感じ取れるダンスシーンや、暗闇の中で浮かびあがるノックスの緊迫感に満ちたショット、真実を追い求める捜査官たちの姿など、それぞれの葛藤と運命を映し出す本作を象徴するカットが披露された。

画像5(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

キートンは、本作の脚本を初めて読んだ時を振り返り、「『素晴らしい脚本だ。いつ撮ろう?』と思ったことを覚えている。脚本を読んでも、その時、別の撮影をしていたり、プライベートで何かあったりして、一旦保留にすることは珍しくない。でも、この物語は頭から離れなかった。この映画はひとつのカテゴリーに収まらない。ノワールであり、同時に家族の物語でもある。そして気付いたんだ。その“どこにも属さない感じ”こそが、この作品の魅力だと」とコメントを寄せた。

また、本作が意外にも初共演となるパチーノについては、「登場人物についてあれこれと話したが、驚くほど気楽で気取らない会話だったよ。映画作りについての堅苦しい話はなく、自然だった。それが僕にとって人生で一番の『演技についての会話』になった。映画が終わったあとも、あちこちで褒めてくれているらしい。本当にありがたいよ」と感謝している。

殺し屋のプロット」は12月5日からkino cinéma新宿ほか全国公開。キートンのコメント全文は以下のとおり。

画像6(C)2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

脚本を初めて読んだとき、「素晴らしい脚本だ。いつ撮ろう?」と思ったことを覚えている。脚本を読んでも、そのとき別の撮影をしていたり、プライベートで何かあったりして、一旦保留にすることは珍しくない。でも、この物語は頭から離れなかった。この映画はひとつのカテゴリーに収まらない。ノワールであり、同時に家族の物語でもある。そして気付いたんだ。その“どこにも属さない感じ”こそが、この作品の魅力だと。
ゼイヴィア役は、最初から「アル・パチーノでいこう!」と決めていたわけじゃない。じっくり考えた末、「やっぱり彼だ」と決めたんだ。幸運なことにアルはやると言ってくれて、電話で長い会話を交わした。登場人物についてあれこれと話したが、驚くほど気楽で気取らない会話だったよ。映画作りについての堅苦しい話はなく、自然だった。それが僕にとって人生で一番の「演技についての会話」になった。映画が終わったあとも、あちこちで褒めてくれているらしい。本当にありがたいよ。

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