「E.T.」金曜ロードショーで放送決定! スティーブン・スピルバーグ監督が贈るSFファンタジーの傑作
2025年9月12日 06:00

スティーブン・スピルバーグ監督の不朽の名作「E.T.」が、10月10日に日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放送されることが決定した。当日は、午後9時30分から放送枠を10分拡大してオンエアされる。

1982年に公開された本作は、地球に置き去りにされてしまった異星人(E.T.)と、孤独な10歳の少年エリオットの友情を描いたSFファンタジー。スピルバーグ監督が、両親の離婚など複雑な家庭環境下にいた自らの少年時代の記憶や思いを込めた作品としても知られている。CGが普及していなかった当時、得意のアニマトロニクスなどの特撮技術を駆使し、E.T.をリアルかつ愛らしい動きで演出した。

公開当時、「スター・ウォーズ」(7754億ドル/IMDb)を抜いて全世界でNo.1の約7973億ドル(IMDb)を記録。「宇宙人(Alien)」に代わり「E.T.(THE EXTRA TERRESTRIAL)」という名称を一般化させるほど社会現象を生み、宇宙人のイメージを「地球を侵略する存在」から「友だちになれる地球外生命体」に変えるきっかけとなった。

脚本を手掛けたのは、元「ピープル」誌の記者で、当時ハリソン・フォードの恋人だったメリッサ・マシスン。スピルバーグ監督はチュニジアで「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」(81)を撮影中に、本作のアイデアを思いつき、彼女に話しながら構想をまとめたという。音楽は、スピルバーグ作品に欠かせない巨匠ジョン・ウィリアムズが担当。印象深く感動的なテーマミュージックが、作品をよりエモーショナルに彩る。本作は、米アカデミー賞で音響効果賞など4部門に輝いた。
主人公のエリオットを演じたのは、当時11歳だったヘンリー・トーマス。日本語吹き替えは、公開当初は吹替版に難色を示していたスピルバーグ監督が、「この子なら」と自ら指名した子役時代の浪川大輔(1988年の収録当時12歳)が務めた。エリオットの妹ガーティ役で、子役時代のドリュー・バリモアも出演している。

「E.T.」は、10月10日午後9時30分~11時34分に日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放送。作品情報と今後の放送ラインナップは以下の通り。
メアリー:ディー・ウォーレス(駒塚由衣)
マイケル:ロバート・マクノートン(鳥海勝美)
ガーティ:ドリュー・バリモア(藤枝成子)
鍵の男:ピーター・コヨーテ(安田隆)
グレッグ:K・C・マーテル(杉元直樹)
スティーブ:ショーン・フライ(岩田光央)
タイラー:トム・ハウエル(菊池英博)
プリティ・ガール:エリカ・エレニアック(村田彩)
E.T.:(声:高橋和枝)
満天に星の輝くある夜、森に囲まれた人気のない草原の空き地に不思議な飛行物体が着陸した。ハッチが開き、冷たい夜の空気の中に姿を現したのは宇宙からの訪問者たち。そして、孤独な10才の少年エリオットと、地球にたったひとり置き去りにされた宇宙人“E.T.”との物語が始まる。
・9月19日 「マレフィセント」※本編ノーカット
・10月3日 金曜ロードショー40周年特別番組
・10月10日 「E.T.」
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