吉行和子さん死去、90歳 「愛の亡霊」「3年B組金八先生」などに出演
2025年9月9日 12:00

俳優の吉行和子さんが9月2日、肺炎のため亡くなった。90歳だった。所属事務所が8日、公式サイトで発表した。
公式サイトでは、「弊社所属の吉行和子が9月2日未明 肺炎のため 永眠いたしました 享年90」と報告。「故人の遺志により 葬儀は近親者のみで執り行いました」と伝え、「ここに謹んでお知らせ申し上げますとともに 吉行和子が生前受け賜りましたご厚誼に深く御礼申し上げます」とつづった。
吉行さんは1935年生まれ、東京都出身。女子学院高校を卒業後、劇団民芸に入り、57年に舞台「アンネの日記」の主演でデビュー。毎日映画コンクールの助演女優賞を受賞した「にあんちゃん」(59)をはじめ、日活映画で活躍した。
69年からフリーで活動し、大島渚監督の「愛の亡霊」(78)では日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。「3年B組金八先生」(79~11)、「ふぞろいの林檎たち」(83~97)といったTVドラマも数多くの作品に出演した。
その他の出演映画に「御法度」(99)、「折り梅」(01)、「おくりびと」(08)、「東京家族」(12)、近年は「世の中にたえて桜のなかりせば」(22)、「湯道」(23)など。2026年2月公開の「金子文子 何が私をこうさせたか」にも出演している。
吉行さんの母は、NHK連続テレビ小説「あぐり」のモデルになった美容師の吉行あぐり。兄・淳之介は小説家、妹・理恵は詩人で、吉行さん自身もエッセイ「どこまで演れば気がすむの」で日本エッセイストクラブ賞を受賞している。
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