ザック・スナイダー監督、長年の念願作「The Last Photograph」を始動
2025年8月24日 20:30

「REBEL MOON」シリーズや「ジャスティス・リーグ」で知られるザック・スナイダー監督が、長年温めてきた企画「The Last Photograph(原題)」を始動させることが明らかになった。主演には「REBEL MOON」シリーズでタッグを組んだスチュアート・マーティンとフラ・フィーを起用し、今月から撮影を開始すると米Deadlineが報じている。
本作は、外交官だった両親を残忍に殺害された甥と姪を探すため、元DEA捜査官が南米の山岳地帯に戻るサスペンス・ドラマ。主人公は殺人犯の顔を見た唯一の人物である薬物中毒の戦場カメラマンの協力を得ながら、子どもたちと真実を追い求める。しかし、やがて自身の過去の亡霊とも向き合うことになる。文明から遠く離れた未知の領域への旅は、登場人物たちの信念を根底から揺さぶり、現実と超現実の境界を徐々に曖昧にしていく物語だ。
撮影は今月開始され、11月まで続く予定で、アイスランド、コロンビア、ロサンゼルスの3カ国で行われる。脚本は「300 スリーハンドレッド」でもスナイダー監督と組んだカート・ジョンスタッドが手がけ、ストーリーはスナイダー監督自身が担当している。
主演のスチュアート・マーティンは、「REBEL MOON」シリーズのほか、「アーミー・オブ・シーブズ」など、近年スナイダー監督作品の常連となっている英国出身の俳優。テレビシリーズ「探偵ミス・スカーレット」でウィリアム・“ザ・デューク”・ウェリントン役を演じ、製作総指揮も務めるなど存在感を高めている。一方のフラ・フィーも「REBEL MOON」シリーズに加え、Apple TV+のシリーズ「プライム・ターゲット 狙われた数列」やマーベル・シリーズ「ホークアイ」への出演で注目を集めている。
スナイダー監督は以前から「The Last Photograph(原題)」の制作を熱望していたが、大予算の大作映画の監督業務に追われ、これまで企画を棚上げせざるを得なかった。しかし最近になって大型プロダクションに取り組む前の空き時間を見つけ、さらに「REBEL MOON」での強い絆で結ばれた理想的なキャストを確保。資金調達も完了し、プリプロダクションが本格始動した。
製作面では、ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、ウェスリー・カラーがStone Quarry傘下で製作を担当し、ジャンニ・ヌナリがHollywood Gang Productionsを通じて製作に参加する。音楽は「ダークナイト」「インセプション」で知られるハンス・ジマーが担当する。

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