マイケル・ファスベンダーが役作りの秘密を告白 「ブラックバッグ」インタビュー映像公開
2025年8月23日 21:00

「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督と、「ジュラシック・ワールド 復活の大地」(8月8日公開)の脚本も務めた人気脚本家のデビッド・コープが、3度目のタッグを組んだ「ブラックバッグ」のインタビュー映像が公開された。マイケル・ファスベンダーとマリサ・アベラが、脚本の感想や役づくりについて語っている。
本作は、エリート諜報員と二重スパイの巧妙に練られた頭脳戦が展開するミステリーサスペンス。「それでも夜は明ける」「スティーブ・ジョブズ」でアカデミー賞にノミネートされたファスベンダーがポーカーフェイスのエリート諜報員ジョージを演じ、オスカーを2度受賞したケイト・ブランシェットが魅惑と疑惑に満ちた妻・キャスリン役を務めた。
英国の国家サイバーセキュリティセンター「NCSC」のエリート謀報員ジョージ(ファスベンダー)に課せられた極秘任務「ブラックバッグ」は、国家を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。容疑者は、諜報員のフレディ(バーク)、ジミー(レゲ=ジャン・ペイジ)、情報分析官のクラリサ(マリサ・アベラ)、局内カウンセラーのゾーイ(ナオミ・ハリス)、そしてジョージの愛妻で凄腕諜報員のキャスリン(ブランシェット)の計5名。ミッションのタイムリミットは1週間。妻が国家を裏切った容疑をかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになる。
©2025 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.「Back to Black エイミーのすべて」でエイミー・ワインハウス役を演じ、英国アカデミー賞のライジングスター賞にノミネートされたアベラは、裏切りの疑いをかけられるクラリサ役で出演。ソダーバーグ監督は、「彼女のキャラクターには、他の誰にもない感情の豊かさがあると言える」と、本作のキーとなる役を任せた思いを明かす。
ファスベンダーは人気脚本家のコープが手掛けた脚本について、「素晴らしい脚本だと思った。最高の登場人物とワクワクする世界観」と感想述べ、「スティーブンが監督だし、“やる”と即決した」と告白。英国を代表する俳優たちが勢揃いしたことについて質問が及ぶと、「監督がケイト(ブランシェット)を希望しているのは知っていた」と明かした。アベラも「結構知っていたけど、いつの間にか変わった人もいた」と裏話を披露するとともに、「マイケルとケイトの参加は知っていたからワクワクした」と笑顔を見せた。
ソダーバーグ監督と「エージェント・マロリー」(11)以来、2回目のタッグを組んだファスベンダーは、「以前、素晴らしい経験ができたし、すごく賢くて的確な監督。現場は和やかで心地いい空気に包まれている」と待ち望んだ機会だったと話す。アベラも「監督の大ファン」と語り、「とにかく撮影が早い。他の映画ではもっと時間をかけるけど、今回は集中力が途切れる暇もなかった」と、そのスピード感に驚嘆した。
ファスベンダーは、無表情なエリート諜報員ジョージの役作りについて「頭の中で大きな数字を大きな数字で割っていた」とジョーク交じりにコメント。脚本家のコープは「マイケルの演技はミニマリズムの傑作」と絶賛するが、ファスベンダーは実際には脚本冒頭の「表情からは何も読み取れない」という指示を大事にし、そこから人物像を構築したという。「ジョージは几帳面で、一匹オオカミ。親友は妻だけで、友人はほとんどいない。自分に自信がないが、でも有能なスパイとしての自信はあるんだ」と、複雑で奥深いキャラクター像について解説した。
「ブラックバッグ」は、9月26日より全国ロードショー。
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