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ジェームズ・キャメロン監督、「アバター」第4&5弾の続投宣言「健康だし、準備はできている」

2025年8月1日 13:00

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画像1Photo by Amy Sussman/WireImage/Getty Images

アバター」シリーズのジェームズ・キャメロン監督が、「アバター4」「アバター5」の監督を自ら務める意向を表明した。2022年には「若い監督にバトンを渡すかもしれない」と語っていた巨匠が、一転して続投への強い意志を示している。

英エンパイア誌のインタビューで、キャメロン監督は「やらない理由がない。健康だし、準備はできている」と明言。さらに「あと6~7年間、この仕事の量とエネルギーを処理するため、活発なやり方で作らなければならない。それができないかもしれないが、できるなら、やるだけだ」と長期製作への決意を語った。

この発言は、22年の同誌インタビューとは対照的だ。当時キャメロン監督は、同シリーズの監督業が「すべてを消耗させる」ものだとし、「アバター4」から若い監督に「バトンを渡すかもしれない」という可能性を示唆していた。現在71歳を迎える中での方針転換は、シリーズへの強い思い入れを物語っている。

キャメロン監督が直面するのは、極めて長期にわたる製作スケジュールだ。「アバター4」の公開は29年12月21日、「アバター5」は31年12月19日に予定されており、現在から6年以上の歳月を要する。この間、監督は77歳まで年齢を重ねることになる。

一方で、シリーズの最終章については現実的な判断を示している。「映画5作目まで完全に脚本が書かれており、6作目と7作目のアイデアもあるが、おそらくその時点でバトンを渡すことになるだろう。死すべき運命が追いつく」と語り、「アバター6」「アバター7」については他の監督に委ねる意向を明かした。

キャメロン監督には、アバター以外のプロジェクトも控えている。「Ghost of Hiroshima」と「The Devils」の映画化への参加が予定されており、これらが「アバター」続編の監督業に影響を与える可能性もある。過去には「アリータ:バトル・エンジェル」をロバート・ロドリゲス監督に託した経験があり、「彼は私が書いたものを尊重してくれた。非常に協力的に働いた」と振り返っている。

シリーズへの思いについて、キャメロン監督は「人々はいつも『なぜ同じことを続けるのか』と聞くが、ジョージ・ルーカスはなぜ同じことを続けたのか?『スター・トレック』のジーン・ロッデンベリーはなぜ同じことを続けたのか?人とのつながりができたとき、なぜそれを無駄にするのか?」と熱く語った。

09年の第1作から31年の「アバター5」まで、22年間にわたる壮大な物語の完結に向け、71歳の巨匠は自らの手で舵を取る覚悟を固めている。12月19日公開予定の「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」が、この長大な旅路の新たな章を開くことになる。

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