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蒔田彩珠主演×村田沙耶香原作の映画「消滅世界」に恒松祐里、山中崇、眞島秀和、霧島れいからが出演

2025年6月5日 15:00

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画像1(C)2025「消滅世界」製作委員会

蒔田彩珠主演で、芥川賞作家・村田沙耶香氏の小説を初めて実写映画化する「消滅世界」に、恒松祐里、結木滉生、富田健太郎清水尚弥松浦りょう岩田奏山中崇眞島秀和霧島れいかが出演していることが分かった。

消滅世界」は、超少子化の先……「」が消えゆく世界で激動する「恋愛」「結婚」「家族」のあり方に翻弄される若者たちを描く。4月15日に英語版が刊行され、早くもアメリカのザ・ニューヨーカー誌でも映画化が報じられるなど、世界的注目を浴びる原作だ。

「消滅世界」(村田沙耶香著/河出文庫)
「消滅世界」(村田沙耶香著/河出文庫)

脚本と監督は、映像ディレクター・川村誠。MTV出身の川村は、「RADIOHEAD」「OASIS」などのフェス/ライブ映像や、「BOOM BOOM SATELLITES」「BIGMAMA」など様々なアーティストのミュージックビデオを制作。その他CMやショートフィルム、NHK大河ドラマドキュメンタリーなど多岐にわたるフィールドで独自の世界観を築いてきた。その映画的・音楽的感を発揮し、本作では繊細かつ耽美な異世界観を追求。本作が長編映画の監督デビュー作品となる。

人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。 そこでは、夫婦間の行為はタブーとされ 恋や愛の対象は「家庭の外」の恋人か、二次元キャラというのが常識に。 そんな世界で「両親が愛し合った末」に生まれた主人公の雨音(蒔田彩珠)は、母親に嫌悪を抱いていた。 家庭に愛を持ち込まない清潔な結婚生活を望み、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。 だがその“正常”な日々は、夫の朔(栁俊太郎)と移住した実験都市・楽園(エデン)で一変する……。

新たに発表されたキャストが担うのは、主人公・雨音の良き理解者で学生時代からの親友・樹里役を「ガンニバル」の恒松。雨音と同じ高校の同級生・水内役を、ドラマ「教場」「ダブルチート 偽りの警官」の結木が務め、恋愛対象として二次元のキャラクターに好意を抱く役に扮する。樹里の夫・水人役には初主演映画「i ai」で強烈な印象を残した富田、雨音の元夫・正信役に「フィクショナル」「若武者」の清水が扮し、それぞれ雨音の感情を揺さぶり翻弄するキャラクターに命を吹き込む。

雨音の母・雫役には「ドライブ・マイ・カー」の霧島。夫婦間の行為がタブーとされる世界で「愛し合った末」に雨音を生んだ母親に狂気のオーラを纏わせ、正常と異常の境界の不確かさを観るものに突きつける。また、雨音の夫・朔の彼女である深雪役を、主演作「赦し」で難役を見事に演じ切った松浦、実験都市エデンで生殖を司る医師をバイプレーヤーの山中が演じ、エデンの管理人を「愚行録」NHK大河ドラマ「べらぼう」の眞島、謎の少年を「雑魚どもよ、大志を抱け!」の岩田がそれぞれ務める。

消滅世界」は、2025年秋公開。

キャスト陣のコメント全文は以下のとおり。


人工授精で子供を産むことが定着化した世界。私が演じた樹里はこの世界の正常を体現する役どころでした。そして蒔田さんが演じた雨音の学生時代からの親友で、考え方の違いはあってもお互いを尊重し合う良い友人役でした。撮影中は“正常”とは何だろうと考える事が多かったです。人間は何だかんだ自分の中の感覚よりも世間的にそうだと思われている“正常”を正解と思ってしまう生き物だなぁと。不思議な世界のお話しですが共感出来ると思います。公開をお楽しみに!

■結木滉生
原作を読ませていただき、作品の世界観に強く引き込まれたのを覚えています。同時にそう遠くない未来、このような世界になるのかもしれないなと少し恐怖に近い感覚も覚えました。
僕が演じた水内という役は恋愛対象が人ではなく2次元のキャラクターで、この世界に一番順応している役どころだと感じました。僕自身とは凄くギャップのある役柄で何度も原作を読ませていただき、水内に寄り添えるよう努めました。個人的に何の違和感も抱かずその世界に適応していく水内が実は一番「異常」なのかもしれないと思いながらも、水内にとっての「正常」を追い求めて撮影に臨みました。色んな解釈ができる作品だと思います。是非、劇場でご覧いただきたいです。

命の生まれ方とは、どうあるべきなのか。愛があってこそ始まる命なのか、それとも機械的に造られる人類存続のための命であるのか、水人は、人工授精で子孫を残すという思想に違和感を持っていない。雨音という女と出会い、自分の心の揺れ動きに気付いてしまう。心の根の部分で、愛というものの疑いようのない事実に気付いてしまった人間でした。
現代社会にそぐわない自分の本心に悩み、どう決断したらいいのだろうか、という水人の葛藤を伝えることが出来たら良いな、と思いながら現場の日々を過ごさせていただきました。

独特の世界観と表現の連続で映像になった時のイメージがなかなかつかなかったのもあって、完成した作品を観た時の驚きが大きかったです。どこを切り取っても一枚の絵画になるような強い画が多いのも印象的でした。素敵なキャスト、スタッフに囲まれて魅力的な作品に参加出来たことを嬉しく思います。
僕が演じた正信は本当にごく一般的な男です。理と本能の狭間で揺れる繊細な一面も持ち合わせていて、作中では有数の可哀想なキャラクターだったんじゃないかなと思います。

根付いた常識や当たり前は、本質的にはそう簡単に変えられるものではない。けれど、ただ流れに身を任せて生きる事には違和感を覚える。この作品は、今生きるこの世界に、様々な角度から多くの問いを投げかけていると感じました。
自分がこの物語の世界で生きるとしたらと考えた時に、彼女をとても愛おしく感じた事を覚えています。私だけでも彼女に寄り添えたらと思いながら演じさせていただきました。

エデンの少年役を演じさせていただきました、岩田奏です。脚本を初めて読んだ時は、さまざまな解釈ができて、今自分のいる世界の価値観を疑ってしまうようでした。衝撃的な展開や、普通なら出てこないようなキャラクターの発想や価値観に常識を揺らされました。
僕の演じたエデンの少年は、特定の親には育てられておらず、エデンの「おかあさん」によってみんなで育てられた子供です。とても健気で普通の少年のようですが、エデンで育てられているので僕たちの世界とは全く違う価値観を持っていて、自分たちとは根本的な何かが違うんだとそう感じる役です。不思議な体験をして、いろいろなことを考えさせられる映画です。是非、劇場でご覧ください!

漂白された真っ白な世界にあるのは、清潔さ。でもそれと引き換えに、そこはかとない「退屈さ」が漂っているものかもしれません。主人公の、黒子のように浮き出た小さな欲望を尊重したい。そう思いました。

脚本を読んだ時は描かれている世界に衝撃を受けましたが、現場で蒔田さんと柳さんが纏っている空気を感じた時に、自然と楽園の住人になれた気がします。国際色豊かなスタッフ陣の川村組作品、ぜひご覧ください!

脚本を読んだとき、違和感だらけで奇妙な世界のはずなのにどこか現実離れをしていないところもあり、リアルな不安と恐怖を感じ非常に引き込まれました。
雫は愛し合うということに疑問を持たない、普通の感覚を大切にする人で役と自分自身との距離は遠くに感じませんでした。しかし普通とは?母親とは?家族や愛とは一体なんなのだろうと全てのモノをひっくり返して一から見直してみたくなるような、今までにはない感覚を抱きながら役を演じたことは、初めての経験でなんとも不思議な感覚でした。

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