石井隆監督特集上映開催を記念 男たちの姿を捉えたアザービジュアル&上映4作品のHDリマスター版本予告が完成
2025年5月22日 12:00

「GONIN」「天使のはらわた」シリーズなどで知られる石井隆監督の没後3年に合わせ、特集上映「石井隆Returns」が6月6日から開催される。この特集上映の開催を記念し、石井作品に登場する男たちの姿を切り取った“アザービジュアル”とHDリマスター版の本予告(https://youtu.be/ftYp2CkMZdk)が、石井監督の命日となる5月22日に披露された。併せて石井監督作品を愛する人々からコメントが寄せられた。
2022年5月22日に逝去した石井監督は、1970年代から、名美と村木の悲しい愛を描いた「天使のはらわた」の劇画家として人気を博し、日活ロマンポルノでは「赤い教室」(79/監督:曽根中生)、「ラブホテル」(85/監督:相米慎二)などの脚本も担当。「天使のはらわた 赤い眩暈(めまい)」(88)で映画監督デビューを飾った。
その後も、「死んでもいい」(92)、「ヌードの夜」(93)などを脚本・監督し、女と男の愛の姿を性愛と暴力を通して、叙情的に、かつ情熱的に描き上げた「死んでもいい」は、第33回ギリシア「テッサロニキ国際映画祭」で最優秀監督賞を受賞している。また「GONIN」(95)では、これまでの男女の物語を抑え、社会で行き詰った5人の男たちが仕組んだ強盗計画の顛末を、壮絶なバイオレンス・アクションで描き、新境地を開く。その後も、唯一無二の美学、世界観でファンを魅了し続けた。
「石井隆Returns」の上映作品は、「死んでもいい」「ヌードの夜」「夜がまた来る」「天使のはらわた 赤い閃光」の4本。88年の監督デビュー作「天使のはらわた 赤い眩暈(めまい)」から3本目が「死んでもいい」となるため、映画監督としては初期にもかかわらず、すでに映画監督の成熟期と言っても過言ではない傑作ばかり。これまで複雑な権利関係により、まとめて上映される機会が少なかった4作品が、初めてHDリマスター版でスクリーン上映される貴重な機会となる。

既に公開済みのメインビジュアルは、大竹しのぶ、余貴美子、夏川結衣、川上麻衣子がそれぞれ演じた名美という“運命の女=ファム・ファタール”にスポットを当てた女性バージョンだったのに対し、新たに公開された“アザービジュアル”は、竹中直人、根津甚八、永瀬正敏、椎名桔平などが演じた、愛情深く、一途で、ときに破滅的な行動をもいとわない、男たちを切り取った男性バージョン。名美と村木という女と男の愛の姿を、性愛と暴力を通して、叙情的に、かつ情熱的に描き上げた石井隆の世界感が、2つのビジュアルのシンメトリーで表現されている。
HDリマスター版の映像を使用した特集上映の本予告は、石井隆ファンを公言しているライムスター宇多丸の「私にとって石井隆ノワールは(中略)、劇場の暗がりに身を潜め、息を殺して、目撃すべきものなのだ」というコメントから幕を開ける。「死んでもいい」「ヌードの夜」「夜がまた来る」「天使のはらわた 赤い閃光」に主演した大竹しのぶ、余貴美子、夏川結衣、川上麻衣子が演じた“4人の名美”が登場し、「死んでもいい」の挿入歌である ちあきなおみの「黄昏ビギン」が流れる中、劇作家、脚本家、そして映画監督の石井隆が、幾度となく描き続けてきた男と女の純愛が描かれている。
さらに、特集上映開催中の6月14日に「石井隆Returns」新宿オールナイトの開催が決定。「GONIN」、「月下の蘭」(劇場未公開作品)、「フリーズ・ミー」の3作品の上映と石井隆監督にゆかりのあるゲストを呼んだトークショーの実施を予定している。



■場所:シネマート新宿 スクリーン1
■ゲスト:調整中 ※上映前トーク
■販売:5/22(木)18:00より劇場オンラインにて販売開始
※残席ある場合、翌日オープン時より窓口も販売
「石井隆Returns」は6月6日からシネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほか、全国順次開催。チケット情報や購入者特典、上映劇場などの詳細は、公式サイト(https://mapinc.jp/ishii-takashi)で確認できる。
石井監督作品を愛する人々から寄せられたメッセージは以下のとおり。
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