ブレイク前のジョセフ・ゴードン=レビットの魅力を捉えた「ミステリアス・スキン」本編映像を披露
2025年4月16日 17:00

ブレイク前のジョセフ・ゴードン=レビットと、現在は監督として活躍するブラディ・コーベット(「ブルータリスト」)が主演した青春ドラマ「ミステリアス・スキン」で、若かりし日のゴードン=レビットの魅力を捉えた本編映像とスチールが披露された。
現在44歳のゴードン=レビットは、6歳の頃から子役としてTVドラマに出演し、1992年にロバート・レッドフォード監督の「リバー・ランズ・スルー・イット」でスクリーンデビュー。コロンビア大学進学を機に一時俳優業から遠ざかるが、復帰後は多様な役に挑戦し、子役時代のイメージを払拭する。
低予算作品ながらサンダンス映画祭などで注目されたライアン・ジョンソン監督のデビュー作「BRICKブリック」(05)、悪役を演じた「G.I.ジョー」(09)などを経て、「(500)日のサマー」(09)と「50/50 フィフティ・フィフティ」(11)でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされ、ハリウッドを代表する若手俳優の一人に。その後もクリストファー・ノーラン監督の大ヒット作「インセプション」(10)や「ダークナイト ライジング」(12)、スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」(12)など、名だたる監督の作品に続けざまに出演し大ブレイクを果たした。

「ミステリアス・スキン」(05)は、ゴードン=レビットのブレイク以前から彼に注目していたグレッグ・アラキ監督が、大学を卒業したばかりで当時23歳だったゴードン=レビットを初主演に大抜擢した作品。公開された本編映像は、幼少期に野球コーチから性被害を受けたニール(ジョセフ・ゴードン=レビット)が青年になり、年配の男性に身を預けるシーン。「君は何がしたい? したいことを言って」と尋ねられたニールが、「何でも」といたずらな笑みを浮かべる。彼にとって野球コーチからの行為は“愛”だった。そんな“愛”を求めて、年上の男を相手に売春を続けているのだった。その焦燥感と孤独な心が、真に求めていたものとは……。ゴードン=レビットのキャリア初期の繊細な魅力を垣間見られる本編映像となっている。
本作の監督を務めたグレッグ・アラキは、本作のキャストについて「主演の2人については、何十人もの候補を公平に検討したうえでブラディとジョセフに決めました。理由は単純に彼らがブライアンとニールに最も合っていたからです。2人とも作品の本質を理解していて、素晴らしい仕事相手でした。ジョセフはわざわざカンザスへ飛んで現地の訛りを習得し、他の出演者たちのために録音テープまで持ち帰ってくれました。俳優たちは全員、恐れることなくこの題材に全身全霊を注いでくれたと思います。そのような優秀なキャストと仕事ができたことは、とても充実感のある刺激的な経験でした」と語り、キャストとの撮影の日々を振り返った。

また、ゴードン=レビットについても「ニールという人物は、自分についてほとんど何も表に出しません。口数が少なく、彼の人となりは行動や生き方、世渡りの仕方、そして何より瞳の表情から察するしかないんです。ジョセフは繊細でニュアンスに富んだ演技で、ニールの人物像と背景を完璧につかんでいたと思います」と手放しで絶賛している。
本作は、幼少期に受けた性被害により心に深い傷を負った2人の少年の行く末を描く。スコット・ハイムが自身の経験を基に執筆した小説「謎めいた肌」を原作に、90年代“ニュー・クィア・シネマ”のムーブメントを牽引したグレッグ・アラキが監督・脚本を手がけた。第61回ベネチア国際映画祭でのプレミア上映を皮切りに、トロント、サンダンス、ロッテルダム映画祭などで上映され、大きな反響を呼んだ。
「ミステリアス・スキン」は、4月25日から渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開。

(C)MMIV Mysterious Films, LLC
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