高橋文哉、西野七瀬&犬の“さくら”と初日舞台挨拶「トリプル主演だと思っています!」と笑顔
2025年3月20日 21:40

高橋文哉と西野七瀬が主演を務める映画「少年と犬」の初日舞台挨拶が3月20日にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高橋と西野をはじめ、伊原六花、木村優来、宮内ひとみ、瀬々敬久監督、ジャーマンシェパードドッグのさくらが出席した。
馳星周氏の名作小説を映画化する本作は、様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを綴った6つのエピソードからなる原作短編連作小説の複数のエピソードに、オリジナル要素を加えて映画化。震災により職を失い仙台で生活を送る中、犬の多聞と出会う青年・中垣和正を高橋、悲しい秘密を抱えながら多聞により命を救われる女性・須貝美羽役を西野が演じた。「ラーゲリより愛を込めて」の瀬々敬久が監督を務め、「チャレンジングな作品。僕にとっては大切な映画」と力強く語っていた。

多聞役で名演を披露したジャーマンシェパードドッグのさくらとステージに上がり、大きな拍手を浴びた高橋は、「こんなにさくら、西野さんと3人でいろいろな番組をまわらせてもらうとは思っていなかった」と一緒に宣伝活動を行えたことに感激しきり。いいタイミングでさくらが声を発すると、高橋は「うれしいワン!」と通訳するなど終始、息ぴったりの様子を見せていたが、「初日の舞台挨拶まで、一緒に立ってくれて。この作品の核となる部分である、多聞を演じてくれた。僕らは心から、トリプル主演だと思っています」とさくらに感謝を伝えた。西野は「やっと皆さんに観ていただける。今日からなにが届いていくのか、感想を知るのがすごく楽しみです」と晴れやかな笑顔を見せていた。

また映画の内容にちなみ、それぞれが「胸の中にあるもの、思い出」を明かす一幕もあった。劇中で母親役を演じた宮内は、「実は撮影期間中に、母が亡くなってしまった。子供たちに対する愛、母の強さを感じた。今回は母親役をやりながら、母のありがたさを感じた。もう会うことはできないけれど、ここにいると思っています」と胸に手を当てながら告白。「私は子供を育てたことがなかったので、子供に対しての愛情がどういうものなんだろうと考えた。この作品に参加できてよかった」としみじみと語った。光役の木村は「大好きな家族と、飼っている犬」だといい、今は亡くなってしまった犬との思い出も「かわいくて、いつも僕のところに来てくれた」と大切なものとして残っているという。認知症の母を介護しながら働く麻由美役を演じた伊原は、「高校時代に過ごした時間が、ずっと私の核になっている」と前に進んでいく力は、高校時代に培ったものだと話していた。

西野は「“自分を大事にしよう”という心」とにっこり。「誰かのため、何かのためという原動力はすごく大事だと思うんですが、最後の瞬間に決めるのは自分。そういう自分を大事にしていきたい」と宣言した。「一緒に取材などをたくさんさせていただいて、自分の言葉を持っている方だなと思った」と西野の言葉に聞き入っていた高橋は、「高校生の頃は料理人という夢を持っていて、飲食関係でバイトをしていた。芸能という仕事に興味を持ち始めた時に、働いていたお店の社員の方に相談したところ、『好きなことを仕事にしたいという感情は、唯一周りの人を振り回していいわがままなんだよ』と言われて。なるほどと思った」と回想。「その言葉に救われた。作品選びなどでも、自分が『やりたい』と思った感情を大事にして向き合っていきたいと思っている」と今も自分を支えてくれている言葉を口にしつつ、本作は「撮影中から、今後の役者人生において核となるだろうと思っていた」と打ち明けていた。

舞台挨拶中も愛らしい表情を見せるさくらに会場も癒されっぱなしの時間となったが、最後にはさくらも紐を引っ張る形で、巨大なくす玉を割ってフォトセッションを実施。高橋が「初日だ」とマイクを向けると、さくらが「ワン!」と元気に応えて、華々しく公開初日をお祝いした。
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