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ジェームズ・ガン監督、DCスタジオの現状を報告

2025年2月28日 19:00

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ジェームズ・ガン監督
ジェームズ・ガン監督
Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images

DCスタジオの共同責任者ジェームズ・ガン監督とピーター・サフラン氏が2月21日(現地時間)、ワーナー・ブラザーズ・スタジオのバーバンク本社で限られたメディア向けに重要発表を行ったと、米ハリウッド・レポーターが報じた。

設立から2年、「スーパーマン」を中心とする新DCユニバース(DCU)の野心的な構想が具体的な形となりつつある。ガン監督自身が脚本・監督を手がける「スーパーマン」は現在、ポストプロダクションの最終段階に入っている。同作は新DCUの礎石として位置づけられ、世界観構築の起点となる。

並行して、ガン監督が手がけた人気テレビドラマ「ピースメーカー」のシーズン2も制作中だ。「Supergirl: Woman of Tomorrow(原題)」は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」で鮮烈な印象を残したミリー・アルコックが主演し、2026年夏の公開を目指す。また、グリーン・ランタンを題材にした「Lanterns(原題)」はカイル・チャンドラーアーロン・ピエール主演で26年初頭に放送される見込みだ。

特筆すべきは、DCスタジオが初めて2つの異なるバットマン映画シリーズを同時進行させる革新的な戦略だ。ロバート・パティンソン主演「THE BATMAN ザ・バットマン」は独自の世界観「ゴッサム・バース」で展開され、続編「THE BATMAN Part II」は26年から27年へと公開が延期された。

一方、新DCUのメインラインでは「Batman: The Brave and the Bold(原題)」が開発中で、バットマンと実の息子ダミアン・ウェインの複雑な親子関係に焦点を当てる。「物語は上手くまとまりつつあります」とサフランは手応えを語った。

「みなさんご存知の通り、私はバットマンが大好きなので、特に注力しています」とガン監督は熱意を示しつつも、パティンソンが新DCUのバットマンを演じる可能性は「非常に低い」と明言。DCファンは同時期に2人の異なるバットマンの活躍を目にすることになりそうだ。

バットマンの宿敵を主人公にした「Clayface(原題)」は、「ミッドナイト・マス」で高い評価を得たマイク・フラナガン監督の脚本による本格ホラー映画として今夏撮影開始予定。「純粋なボディ・ホラー映画として製作される」というサフランの言葉からは、従来のヒーロー映画の枠を超えた挑戦が読み取れる。

一方で、ビオラ・デイビス主演「Waller(原題)」や「The Authority(原題)」など、企画開発に苦戦しているプロジェクトもある。「数回挑戦したが、まだ上手くいっていない」と率直に認めるサフランの姿勢からは、作品のクオリティに妥協しない姿勢が伝わる。

「私たちは脚本が納得いくまでゴーサインを出さないし、製作に入らない」とガン監督は断言。「良い脚本で良い映画を作るのは十分難しい。進行しながら脚本を書くような状態で映画を作るのはほぼ不可能だ」

DCスタジオは最終的に年間2本の実写映画、1本のアニメ映画、2本の実写TVシリーズ、2本のアニメTVシリーズの製作を目指すという。

また、ガン監督は今後6年間で、マーベルの「アベンジャーズ」のような集大成となるプロジェクトに向けた壮大な物語を計画していることも示唆。「各プロジェクトが独立して機能する」としつつも、「それらは全体的な物語の一部となるキャラクターだ」と語り、緻密に計算された世界構築への自信をのぞかせている。

スーパーマン」は今夏公開予定。

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