ピースメーカー

劇場公開日:

解説

消えた核の行方を巡り、世界的な規模で展開するハイテク・サスペンスアクション。監督のスティーヴン・スピルバーグ、パラマウント映画やタッチストーン・ピクチャーズ出身のプロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグ、ゲフィン・レコードの代表であるデイヴィッド・ゲフィンの3人が共同で設立して話題を呼んだエンターテイメントの総合会社、ドリームワークスKSG社(3人のイニシャル)の第1回映画作品。監督にはTVドラマ『ER 緊急救命室』の女性監督ミミ・レダーが抜擢され、劇場用長編映画のデビューを飾った。米国のジャーナリスト、アンドリューとレスリーのコクバーン夫妻の旧ソ連における核燃料物質の密輸に関する取材に基づき、「クリムゾン・タイド」のマイケル・シーファーが脚本を執筆。製作は「ツイスター」「メン・イン・ブラック」のウォルター・パークスと「シンドラーのリスト」のブランコ・ラスティグ。製作総指揮は「ツイスター」「メン・イン・ブラック」のローリー・マクドナルドと「わが街」「ワイアット・アープ」のマイケル・グリロ。ニューヨーク、スロヴァキア、マケドニアとスケールの大きなロケをこなした撮影は「ザ・マシーン 私の中の殺人者」のディートリッヒ・ローマン、音楽は「ザ・ロック」のハンス・ジマー、美術は「キルトに綴る愛」のレスリー・ディレイ、編集はデイヴィッド・ローゼンブルーム、衣裳は「マイ・ガール2」のシェリー・コマロフが担当。主演は「素晴らしき日」『ER』のジョージ・クルーニーと「ある貴婦人の肖像」のニコール・キッドマン。共演は「シャイン」のアーミン・ミューラー=スタール、「ミッション:インポッシブル」のマーセル・ユーレス、「ハイヤー・ラーニング」のランドール・バティンコフ、ロシアの演劇界で活躍するアレクサンダー・バルエフ、同じくクロアチア演劇界で活躍するレネ・メドヴェセクほか国際色豊かな顔ぶれ。

1997年製作/124分/アメリカ
原題:The Peacemaker
配給:UIP
劇場公開日:1998年1月15日

ストーリー

ロシアから解体される予定の核弾頭10発が盗み出され、そのうちの1発は爆発した。核爆発を確認したアメリカは、ケリー博士(ニコール・キッドマン)ら専門家を召集、国際テロ専門のデヴォー大佐(ジョージ・クルーニー)はウィーンで輸送に使ったトラックの足取りを掴む。目的地は謎の暗号「44E」。その頃、ボスニアで外交官のデューサン(マーセル・ユース)が国連に派遣されることが決定した。一方、監視衛星でトラックを捉えた大佐は核弾頭8発の回収に成功する。残りの1発はデューサンの手に渡り、外交官の荷物として無診査でニューヨークに持ち込まれた。博士は暗号「44E」が国連ビルのあるマンハッタン44丁目のことであることを解明する。放射能探知機を便りにその行方を追う大佐と博士は、ついにデューサンを発見。デューサンは自殺し、危機は回避された。

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0今見ても、発見がある

2023年11月22日
PCから投稿

一言「1ミリも覚えてなかった!!」(いつもだw)。

四半世紀ぶりだと、本当覚えてなく。
実はクルーニー様の出演作って、当たり外れがあり。
これは「当たり」の方。

ちょっと面白いのが、クルーニー様が冒頭20分ほど出てこないし。
「核の紛失を隠すために。核爆発を起こす」。ええ?!。
一番の悪党と目星をつけても、次々死んでいくし。
結構スリル・ハラハラ・ドキドキ。

今回見て考えさせられたのが。
紛争地域(サラエボの設定)で、和平交渉の仲介役・平和の使者=ピースメーカーのくだり。
西側の国(アメリカ等)が、間に入っても。所詮机上の話。
失った家族は戻ってこない、と。

アクション盛りだくさんの上、ロマンス話が一切ないのも。
私好みでした。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「君にはその覚悟が?」

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ゆき@おうちの中の人

3.5強奪された核弾頭の行方を追う展開はなかなかスリリングだ。 ただ、首...

2023年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

強奪された核弾頭の行方を追う展開はなかなかスリリングだ。
ただ、首謀者の動機が今一つ弱い。
妻と娘をテロリストに殺害されたのは同情に値するが、その復讐のために核弾頭が必要だろうか。
また、ラストは核弾頭が爆発したのかと思った。
少し紛らわしい。

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省二

4.0若くてかっこいいクルーニーが見れる

2023年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

映画の製作側に回ることの多い、ジョージ・クルーニー。セレブのパーティーや、レッドカーペットでの映像で見かけることが多い気がしますが、この頃のクルーニーは出演作品も厳選して、本当にやりたいプロジェクトに取り組んでいた気がします。

意外に掘り出し物なのが、この映画。ニコール・キッドマンの政府高官と、型破りな軍人との、いわばバディムービですが、骨太のアクションに引きこまれます。個人的には、クルーニーで一番好きな映画です。

恋愛の要素がないのも良かった。普通なら、美男美女の緊迫した展開に、ロマンスの要素も入れたがるところですが、最後までシリアスにテンポよく進んでいきます。もしかしたら、撮るだけ撮って、採用しなかったのかな。想像でしかありませんが。

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うそつきカモメ

2.5可もなく不可もなく

2023年2月5日
iPhoneアプリから投稿

ニコール・キッドマンが初々しく芯のある女性を好演。ジョージ・クルーニーの身のこなしも素敵ですが、常に首を左に傾けるのは本人のクセなんですかね。気になって仕方なかったです。
ストーリーは今見ると新鮮さはなく、ハンス・ジマーの音楽も浮いてる印象を受けました、つか五月蝿い。

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