ティモシー・シャラメ来日決定! ボブ・ディランになりきった「名もなき者」熱演の裏側に迫る特別映像公開
2025年1月30日 12:00
ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じる「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」。本編で実演奏・歌唱パフォーマンスを行ったシャラメの来日が決定、準備期間5年をかけた熱演の裏側に迫る特別映像(https://youtu.be/FvlhoZglO9Q)が公開された。
「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」「フォードvsフェラーリ」を手掛けたジェームズ・マンゴールド監督が、1960年代初頭、後世に大きな影響を与えた米ニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく姿を描く。ディラン本人が製作に協力し、シャラメはプロデューサーとしても参加した。
シャラメの訪日は、2023年・主演作「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のプロモーションで初めて日本に訪れて以来、約1年半ぶり2回目となる。2月8日、都内で開催されるレッドカーペットイベントに登場予定だ。
日本時間1月23日に発表された第97回アカデミー賞ノミネートでは、ジェームズ・マンゴールド監督が作品賞と監督賞にノミネートされたほか、シャラメが主演男優賞、エドワード・ノートンが助演男優賞、モニカ・バルバロが助演女優賞と主要部門を占め、さらに脚色賞、音響賞、衣裳デザイン賞も含め、計8部門でのノミネートという快挙を成し遂げている。
本作の製作に協力したボブ・ディラン本人もSNSで「主演のティミー(ティモシー・シャラメ)は素晴らしい俳優だから、真実味のある私を演じてくれるだろう」と言及。自身にとって2回目(「君の名前で僕を呼んで」以来)となるアカデミー賞主演男優賞ノミネートの報を受け、シャラメは「この栄誉を大変光栄に思います。そして何よりも、この作品がこのように認められたことに心から喜んでいます!最も重要なのは、私たちの作品を熟練の手で導いてくれた偉大なジェームズ・マンゴールド監督に感謝することです。そしてもちろん、これが実現できたのは、偉大なアーティストであり詩人、思想家、そして『未知の存在』であるボブ・ディランのおかげです」と喜びのコメントを発表しており、日本のファンの前でどんな言葉を語るのか期待が高まる。
来日決定を記念し、このほど公開された特別映像は、シャラメが、芸術的で謎に包まれるボブ・ディランのイメージはもちろんのこと、渦巻いていた感情も丁寧に捉え、独特の声質はもちろん、ギターを構える立ち居振る舞いと少し虚ろ気な表情と目線から一気に観る者を引き込むパフォーマンスまで細部に余念のない熱演が垣間見られる。
本作の歌唱シーンはすべてシャラメ本人が現場で実際に歌い、楽器を演奏しており、「魂を伝えるために実演こそ重要だった。枠にはめられないことに最も感銘を受けた」と語るように、そこに誰よりもこだわった。製作期間中に意図せずコロナ禍が訪れたことで、実に5年にも及ぶ時間をディランに没入するための準備期間にあてられ、ボイスコーチと共にディランのパフォーマンスを研究し続けるだけでなく、ギターとハーモニカまで自身でマスター。現場では、あらかじめ録音された音源を流しながら演技を撮影していく準備も取られていたが、自身での実演と生歌唱を譲らずにやり遂げた。
ボイスコーチのエリック・ヴェトロは「ティモシーは本当に耳がいい。彼は本当に素早く感覚をつかむことができ、俳優としてそれを実行する方法を知っているんだ」、音楽プロデューサーのニック・バクスターは「作曲するシーン、初めて誰かに曲を見せるシーン、演奏するシーンなど、ティモシーが様々な状況下で演奏できるという事実は信じられないよ。彼は何にも縛られない。立ち止まったり、マイクから離れたり、歌詞をめちゃくちゃにしたり、ハーモニカのソロを加えたり、テンポを上げたり下げたり、曲のペースを変えたりできるんだ」と非凡な才能と表現力にこれ以上ない賛辞を送っている。映画は2月28日全国公開。
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