映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

J・K・シモンズ“マッチョ”なサンタ役はどう作った? “サンタの妻”ボニー・ハントとクリスマスについて語り合う

2024年11月10日 10:00

リンクをコピーしました。
J・K・シモンズ(右)、ボニー・ハント(左)/ロンドンプレミアでの2ショット
J・K・シモンズ(右)、ボニー・ハント(左)/ロンドンプレミアでの2ショット
(C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories

ドウェイン・ジョンソン(「ワイルド・スピード」シリーズ、「ブラックアダム」)が主演し、クリス・エバンス(「アベンジャーズ」シリーズ)が共演する「レッド・ワン」(公開中)。同作は、何者かに誘拐されたサンタクロースを救うため、心優しいマッチョなサンタ護衛隊長と、サンタの存在を信じない賞金稼ぎが手を組み、世界をまたにかけて奮闘する姿を描いている。

コードネーム「レッド・ワン」こと“マッチョ”なサンタクロースを演じているのは、「セッション」「愛すべき夫妻の秘密」のJ・K・シモンズ。サンタを公私ともに支えるミセスクロースに、「ベートーベン」「ジュマンジ」のボニー・ハントが扮している。

映画.comは、そんな2人にオンラインインタビューを敢行。撮影秘話を語ってもらった。

画像2
●“マッチョ”なサンタ、どう役作りをした?
――笑いあり、涙あり、そしてアクションも筋肉もありと、とにかく設定が斬新なクリスマス映画だと思います。J・K・シモンズさんは、マッチョなサンタ役ですが、役作りでこだわった点を教えてください。
J・K・シモンズ(以下:シモンズ):脚本を読んで、まず気付かないわけにはいかなかったことの1つは、27ページ目に自分のキャラクターがロック(ドウェイン・ジョンソン)と一緒にジムにいるシーンがあることだった。だから、野菜の摂取や、ジム通いを心がけた。基本的にやったのはそういうことだったね。それから、ヒゲを剃らないことも。それがこの映画のための準備だったよ。
画像3
――ボニー・ハントさんは、サンタの妻役として物語を支えています。役作りでこだわった点は? この物語のどこに大きな魅力を感じましたか?
ボニー・ハント(以下:ハント):J・Kとは正反対だった。ミセスクロース役だと言われたとき、「あら、体重を気にしなくていいんだわ」と思ったの。大きな赤い革のスーツを着て……。いや、赤いベルベットのスーツに大きなパテントレザーのベルトをして、首には毛皮を巻いて、なんてね。だから、私はただ……。
シモンズ:クッキーをたくさん食べたんだろ?
ハント:そう、大口を開け、何でもかんでも全部食べてやろうと思った(笑)。そして、現場入りしてみると、追加されたシーンがあった。それは最初に撮影したシーンだったのだけど、ジムでのシーンだったの。そう、でも大丈夫よ。私たちのうち一人は、クリスマスのクッキーを食べなきゃいけなかったからね。
シモンズ:そうだね。
画像4
●クリスマスプレゼントを“今”貰うとしたら、何を願う?
――もしもクリスマスプレゼントをサンタからもらえるとしたら、“今”であれば、何を貰いたいですか? 物でも良いですし、才能や技術など“目に見えないもの”でもかまいません。
ハント:癒す力だと思うわ。
シモンズ:そうだね。
ハント:それが良いわよね?
シモンズ:ああ、そうだね。年齢を重ねるにつれて、より強く望まれるものだ。それから、世界平和もね。
ハント:私が癒しの力だと言ったとき、あなたが「世界平和」と言うんじゃないかという気がしたの。でも彼は多分、(平和を意味するpeaceではなく)p-i-e-c-eと綴ると思うわ。
シモンズ:しーっ(内緒だというジェスチャー)。
画像5
――ドウェイン・ジョンソンクリス・エバンスとの共演はいかがでしたか? 俳優として、どのようなところに魅力を感じましたか?
シモンズ:素晴らしい、というのが短い答えだ。ドウェイン・ジョンソンについて好きなのはというと…。クリスとは以前に共演したことがあって、最高に楽しかった。彼はクリス・エバンスだし、ドウェインはあのドウェイン・“ロック”・ジョンソンなんだからね。彼はとても頭が切れ、映画作りに総合的に携わっている。そして本当に知性的で、どんなことでも常に学ぼうとする姿勢を持っている。彼が得意な、「映画スター然とすること」も含めてね。
――何か思い出深いエピソードはありましたか?
シモンズ:いつもジムのシーンの話に戻るんだ(笑)。あれはただ、信じられないほど威圧的だったからね。
ハント:あなたはよく頑張ったわよ。何を言っているの。
シモンズ:まあ、そうだね。ありがとう。褒めてほしいとかじゃないんだがね。
ハント:いや、あなたは自分にとても厳しかったでしょう。肉体的に鍛えた人を見るのは、すごいものよ。
シモンズ:ありがとう。
ハント:鏡の中の自分を見ても、私はそんなんじゃないもの。
シモンズ:いや、最高だ。そして、あれは良いシーンだ。ドウェインとのあのシーンが、映画のトーンを決めて、僕がどんなバージョンの聖ニコラスなのか、このキャラクターの人となりや、どこから来たのか、仕事に対する彼の真摯な姿勢といったことを確立したのだと思う。素晴らしいシーンで、とても楽しんだよ。そして、そこにクリスが加わることで、面白さとクレイジーさがさらに増すんだ。
画像6
●クリスマスの思い出は?「年齢を重ねるにつれて、悪いクリスマスでさえも大切になる(笑)」
―一番印象に残っているクリスマスの思い出を教えてください。良い思い出でも悪い思い出でも構いません。
シモンズ:(ボニーに向かって)悪い思い出は? 良くて悪い思い出はあるかい?
ハント: ええと…ないわね。
シモンズ: いい思い出ならあるかも。
ハント おかしなもので、年齢を重ねるにつれて、悪いクリスマスでさえも大切にするようになる(笑)。でも、我が家のパーティではいつもそうだけど、「それはどういう意味?」っていうフレーズを誰かが言い出すまでは、すべてが最高なのよね。その後は、どうなるかわかるでしょう?
シモンズ:(爆笑)
ハント: クリスマスはいつも良いもので、毎回楽しいわ。
――そのあとはカオスになるんですね。
シモンズ:そうだ。
ハント:あなたはどう? お子さんがいるでしょう。
シモンズ 子どもの頃は素晴らしいクリスマスだった。自分が親となった今では、というと……。実は、13歳のときにエレキギターが欲しいとずっとせがんでいて、(プレゼントが置かれていないか)こそこそ見に行った記憶が鮮明に残っているんだ。煙突から下りてくる男というのが、ちょっと心許なくてね。何歳ごろのことだったか定かではないが、仮に11歳だとしよう。両親が何か別のことをしているときに、僕は家の中をこそこそと歩き回り、すべてのクローゼットを覗いて回った。子どもがよくやるように、サプライズを台無しにしようとしたんだ。結局それには成功したんだけど、そんなことやらなきゃよかったと思ったものだ。
ハント:そうなのね。
シモンズ:そして、いよいよその時が来たら、「ハハハ!」ってから笑いした。驚いてみせる演技が下手だったんだ。それ以来、俳優として、少しは向上したと思いたいね。
画像7
●「レッド・ワン」で“大好き”なところは?
――本作で最も好きなポイントを教えてください。内容面でも良いですし、ビジュアル、演出などでもかまいせん。
ハント:この映画で一番エキサイティングなことは……。
シモンズ:ミセスクロース。個人的にお気に入りなんだ。
ハント:そのままそっくりお返しするわ。
画像8
――神話の登場人物の中で、スクリーンで見るのが好きなキャラクターはいましたか?
ハント: ホッキョクグマはかなりクールよね。
シモンズ: そう、ガルシアだね。
ハント: そう、ガルシアよ。
シモンズ:ガルシアの大ファンなんだ。本作のようなCGのキャラクターが登場する映画を作るときは、いつもグリップスタンドにテニスボールが付いたものに向かって演技するんだが、その後、実際に出来上がったものを見て、「ああ、こういうことか。いいね」と思うんだ。
ハント: そうね。それを見ることができるという体験は楽しいもので、クリエイティブな人たちが何かに命を吹き込む作業はチームワークなの。最高よ。
シモンズ: そう、僕らの撮影が終わった後1年間の、彼らのハードワークのおかげだ。
ハント:私たちが終わってからね。
シモンズ:僕らがリラックスしている間、彼らがマジックを作っているんだ。

J・K・シモンズ の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

凶悪

凶悪 NEW

死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版 NEW

内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る