「ビートルジュース ビートルジュース」V3! 「トランスフォーマー ONE」 2位に初登場【全米映画ランキング】
2024年9月25日 18:00

9月第3週の北米映画市場では、週末3日間の興行収入ランキングのトップ10に新作4本がランクインしましたが、市場全体の興行成績は落ち着いており、夏興行の勢いは終息しつつあります。
ティム・バートン監督のホラーコメディ「ビートルジュース ビートルジュース」(ワーナー)は、3週連続で首位を獲得し、週末3日間で興収2600万ドルを記録。北米最大の上映館数を誇り、製作費の2倍以上となる、累計興収2億2600万ドルを突破しています。
大ヒット映画「トランスフォーマー」シリーズの始まりの物語を3DCGで描く「トランスフォーマー ONE」(パラマウント)は、2位に初登場。同シリーズの劇場用アニメとしては、「トランスフォーマー ザ・ムービー」(1986)以来、約38年ぶりとなります。「トイ・ストーリー4」のジョシュ・クーリーが監督を務め、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮に参加。製作費は、実写映画「トランスフォーマー」(2007)とほぼ同額の1億5000万ドルとみられています。週末3日間で、興収2500万ドルをあげました。
ハル・ベリー主演のホラースリラー「Never Let Go(原題)」(ライオンズゲート)は、4位デビュー。製作にも名を連ねたベリーが、終末を迎えた世界で悪霊に取り憑かれながらも生き延びる、双子の母親を演じました。監督は、「クロール 凶暴領域」のアレクサンドル・アジャ。製作費2000万ドルに対し、週末3日間で興収450万ドルを記録しました。
5位の「デッドプール&ウルヴァリン」(ディズニー)は、週末3日間で興収390万ドルを記録。累計興収は、「アベンジャーズ」(12/累計興収6億2300万ドル)を抜き、6億2700万ドルを突破しました。マーベル映画のなかでは歴代5位にランクインし、歴代4位の「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(18/累計興収6億7800万ドル)に迫る勢いを見せています。
6位は、映画配信サービス・MUBIによる初のメジャー劇場公開作品であるサイコホラー「ザ・サブスタンス(原題)」。デミ・ムーア演じる女優エリザベス・スパークルは、50歳を目前に、より若く美しい自分になるために、ある注射を打ちます。薬の投与後、彼女はスー(マーガレット・クアリー)として、生きていくことになります。「REVENGE リベンジ」のコラリー・ファルジャが監督・脚本を務め、第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞。製作費1750万ドルに対し、週末3日間で興収310万ドルを記録しました。
韓国の人気ボーイズグループ「BTS」のJUNG KOOKが歩む、世界的ポップスターへの道のりを追ったドキュメンタリー「JUNG KOOK: I AM STILL」(Trafalgar Releasing)は、9位にランクイン。週末3日間で、興収140万ドルをあげました。
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