浅野忠信主演、塚本晋也監督作品「ヴィタール」20周年記念上映開催!
2024年9月14日 20:00

05年ブリュッセル国際映画祭銀鴉賞(SILVER RAVEN)、第3回アジア太平洋地域諸国国際映画祭(ウラジオストック国際映画祭)審査員特別賞、04年シッチェス国際映画祭ニュービジョンズ部門最優秀作品賞、第19回高崎映画祭最優秀作品賞・最優秀主演男優賞(浅野忠信)など国内外で高く評価された本作は、「鉄男」「東京フィスト」「バレット・バレエ」など、それまで都市に生きる人間の葛藤を描いてきた塚本が、精神と肉体の謎に迫った壮大な抒情詩。一人の記憶を失った青年の愛と記憶の旅を描く。
浅野が記憶のない医学生を透明感のある演技で魅せ、彼を取り巻く二人のヒロインにバレーダンサーの柄本奈美、幅広い活躍を見せるKIKI、國村隼、岸部一徳、木野花ら存在感あるベテランが脇を固める。
塚本監督は「20年の時を経て、『ヴィタール』が大スクリーンに蘇ります。人間の記憶や精神はどこにあるのだろう、と実際の解剖実習にも立ち会い、考察した映画です。それまで都市の閉塞感とそこに生きる人々の葛藤を描いてきましたが、この映画で大きな自然の世界に突き抜け、後の『野火』などにつながるきっかけとなった映画になります。当時35ミリフィルムで上映しましたが、そこからデジタル化した鮮明な映像で蘇ります。鮮やかな『ヴィタール』の世界をぜひ劇場で体感していただきたいと思います」とコメントを寄せている。
現在全国7館での上映が決定しており、10月11日は池袋新文芸坐で上映後、塚本監督のトークイベントが実施される。各劇場で、当時のパンプレットなど販売予定。
交通事故からかろうじて一命を取り留めた青年、高木博史(浅野忠信)。だが彼は、一切の記憶を失っていた。父・隆二(串田和美)や母・慎子(りりィ)の顔さえわからない。しかしなぜか医学書にだけは興味を示し、やがて大学の医学部に入学する。2年生の必須科目である解剖実習が始まり、博史の班に若い女性の遺体が割りあてられた。その遺体の左腕に刺青がある。記憶の空白を埋めるかのように解剖にのめり込んでいく博史は、解剖を続けるにつれ、現実とは異なる世界へとフラッシュしていく。それは、左腕に刺青のある涼子(柄本奈美)という女性と一緒に過ごす、甘く切ない記憶を超えた世界だった。彼はもうひとつの世界で涼子と共に生きることを決めるが――。
⚫愛媛 シネマルナティック
「『ヴィタール』20年記念上映 塚本監督特集」
「鉄男」 9/21(土) ~ 9/24(火) 4回上映
「東京フィスト」 9/25(水) ~ 9/28(土) 4回上映
「ヴィタール」 9/29(日) ~ 10/3(木) 5回上映
「バレット・バレエ」 10/4(金) ~ 10/8(火) 5回上映 10/9~中村達也ライブあり
10/19(土)~25(金)
11/15(金)~11/21(木)
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